137 ページ41
八「呪われてる・・・か」
「私はみんなの理想の王子様でいなきゃいけなくて、強くなって守らなきゃいけないって思う
だから、男の人から告白されたりすると・・・すげぇ困るし王子になれなくなっちゃう気がしてさ」
八「・・・俺から見れば、列記とした女性だ。小さくて柔らかくて、でも面白いし優しい」
「ありがと」
八「タカちゃんはAさんを女の子にしたいんだろうね、自由にしてあげたいんだと思う」
「・・・なのかな、わかんないや」
困ったように笑う
言葉を選んで会話をすれば、話はまとまらない。
八「・・・タカちゃんも王子様だよ」
「え?」
八「男はみんな誰かの王子様だから、誰かと赤い糸で繋がってその女の人をお姫様にしなきゃいけないと思う」
「・・・へぇ?」
八「だからタカちゃんは赤い糸で繋がったAを呪いを解いてお姫様にしたいんだと思う」
「面白いこと言うね、なんか本が書けそう」
八「アハハ!たしかに」
「・・・男はみんな誰かの王子様」
八「どうかした?」
「ん?いや・・・なんかすごい響いたというか」
八「響いたんだ・・・」
「なんとなくね」
ピンポーン
チャイムが鳴りAはエプロンを付けたまま出ていく
なんか・・・年上だけど、少し妹感があるようなないような・・・。
「うわぁぁぁ!!!」
八「!?どうしっうっ」
「びっ・・・びっ」
声のした方へ行こうとするもAに思いっ切り突進される
なんでこんなビビってんの・・・まさか兄貴がっ!?
三「んなビビんな」
「お呼びじゃないです・・・」
三「うるせぇ」
八「なんでタカちゃんが・・・?」
三「逃げられたから追いかけてきただけ・・・」
八「あぁ・・・」
三「俺からしたら逆になんでお前がいんだ?」
八「え?いや・・・夕飯に呼ばれて」
三「そろそろ怒るぞ」
「あーやめて!!!もげる!!毛がもげる!!」
三「ったく・・・じゃあ帰るわ」
「マジでなにしに来たん・・・」
三「普通にいるかなーって」
「あー・・・そう・・・あっ飯食ってく?」
三「いやいいよ、今日は久々に母ちゃんが早く帰ってくる日でさ。飯作ってくれんだって」
なんかタカちゃん楽しそう・・・。
そっか、お母さんがご飯作ってくれるからかな・・・。
いいなぁ
三「八戒も来るか?」
八「え?」
「八戒は家で飯食うから!!!」
三「俺ん家だよな?」
八「・・・怖いから家帰る」
「「おいまじかよ」」
336人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
別れて、それから。【三ツ谷隆】
男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ...
もっと見る
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時