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八「呪われてる・・・か」

「私はみんなの理想の王子様でいなきゃいけなくて、強くなって守らなきゃいけないって思う
だから、男の人から告白されたりすると・・・すげぇ困るし王子になれなくなっちゃう気がしてさ」

八「・・・俺から見れば、列記とした女性だ。小さくて柔らかくて、でも面白いし優しい」

「ありがと」

八「タカちゃんはAさんを女の子にしたいんだろうね、自由にしてあげたいんだと思う」

「・・・なのかな、わかんないや」

困ったように笑う
言葉を選んで会話をすれば、話はまとまらない。

八「・・・タカちゃんも王子様だよ」

「え?」

八「男はみんな誰かの王子様だから、誰かと赤い糸で繋がってその女の人をお姫様にしなきゃいけないと思う」

「・・・へぇ?」

八「だからタカちゃんは赤い糸で繋がったAを呪いを解いてお姫様にしたいんだと思う」

「面白いこと言うね、なんか本が書けそう」

八「アハハ!たしかに」

「・・・男はみんな誰かの王子様」

八「どうかした?」

「ん?いや・・・なんかすごい響いたというか」

八「響いたんだ・・・」

「なんとなくね」

ピンポーン

チャイムが鳴りAはエプロンを付けたまま出ていく
なんか・・・年上だけど、少し妹感があるようなないような・・・。

「うわぁぁぁ!!!」

八「!?どうしっうっ」

「びっ・・・びっ」

声のした方へ行こうとするもAに思いっ切り突進される
なんでこんなビビってんの・・・まさか兄貴がっ!?

三「んなビビんな」

「お呼びじゃないです・・・」

三「うるせぇ」

八「なんでタカちゃんが・・・?」

三「逃げられたから追いかけてきただけ・・・」

八「あぁ・・・」

三「俺からしたら逆になんでお前がいんだ?」

八「え?いや・・・夕飯に呼ばれて」

三「そろそろ怒るぞ」

「あーやめて!!!もげる!!毛がもげる!!」

三「ったく・・・じゃあ帰るわ」

「マジでなにしに来たん・・・」

三「普通にいるかなーって」

「あー・・・そう・・・あっ飯食ってく?」

三「いやいいよ、今日は久々に母ちゃんが早く帰ってくる日でさ。飯作ってくれんだって」

なんかタカちゃん楽しそう・・・。
そっか、お母さんがご飯作ってくれるからかな・・・。

いいなぁ

三「八戒も来るか?」

八「え?」

「八戒は家で飯食うから!!!」

三「俺ん家だよな?」

八「・・・怖いから家帰る」

「「おいまじかよ」」

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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時

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