男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ】three (ページ3)

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三『今すぐ下履けよ』

「いやーそのー･･･すまん」

三『俺でよかったな！？ほんとっ！！』

まさかいるとは思わないじゃん？
まあいいけど･･･別に見られて困るもんでもないし

なんかでも･･･青春だな、この感じ。

「すまん」

三『窓開けろって言った俺も悪い･･･』

「いや悪かったって･･･落ち込むなよ」

三『危機感もてよ･･･本当に』

「大丈夫、私に興味ある男なんてそうそういないしなー」

笑いながら話すと三ツ谷は深く長いため息を吐く
なんだどうした･･･そんな深くため息なんてついて

三『お前の目の前の男』

「おう？」

三『お前に興味あるってこと･･･忘れんなよ』

「あー･･･ちょっと知らないかな」

三『ったくよ･･･』

「･･･あ」

三『どうした？』

「いや、月が綺麗だなって思って」

三『そうだなー･･･半月だけどな』

「満月より好きだな」

三『わかる･･･でも本当に･･･月が綺麗だな』

「･･･1回しか言わないからよく聞いとけよ、三ツ谷」

三『あ？』

「雷が鳴っていますね」

三『雷？』

「意味は自分でよく考えるんだな！」

電話切って窓とカーテンを閉める
あー･･･本当に、何言ってんだろうな。

どうせ意味なんか調べもしないだろうし、元々知らないだろうし
でも、少しだけ･･･少しだけ。

期待したい。

〝隣で寄り添って欲しいです〟

窓によりかかって少し俯く
らしくない･･･

胸触ってくるようなやつなのに。
お節介なやつなのに。
気が利く良い奴･･･だから。

近くにいて欲しい
支えて欲しい
泣いた時に･･･助けて欲しい。

「まあ、意味なんて調べないんだろうな」

ベットに潜り込んで目を瞑る
意識がなくなって沈んでいく。

三「･･･雷なんか鳴ってたか？」

なんであいつあんなこと言ったんだ？
その前なんの話ししてたっけ

月が綺麗だなって･･･話してて。

それと関係あんのかな。
水を飲みに台所に行けば母ちゃんがまだ起きていた。

三「･･･なあ母ちゃん」

『何？』

三「月が綺麗だなって･･･言った後に雷が鳴っていますねって言われたんだけどさ、どういう意味か分かる？」

『･･･うーん、たしか月が綺麗ですねって･･･夏目漱石の本じゃなかった？
好きですって意味でしょ、確か･･･でも雷が鳴っていますね･･･か』

三「！」

もしかしてっ･･･俺、知らない間にっ
告ってたってことかっ！？

ってことはっ