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そして月日がたった

特攻服ができあがり、黒龍との戦いが始まる時。
少人数でも強いメンバーを揃えた東京卍會
人も多く権力のある黒龍

勝つしかない戦いが目の前にあった。

が、惜しくも自分の出番は少なかった
それは憧れのマイキーが瞬殺で相手の総長を捩じ伏せたからだ。

あっけなく終わった戦い、そして消滅した黒龍。
そして無敵のマイキーの話が始まりかけていた。

万「なんか拍子抜けだったな」

龍「まああんなもんだろ、お前が強すぎるってだけだ」

万「フーン・・・」

「でも本当・・・マイキーはカッコイイな、マジ尊敬するわ」

万「そればっかり、Aはなんでそこまで言うんだよ」

「そりゃあかっこいいからだろ、あの時公園で見た時と変わんない」

背は少し高くなっても中身も強さも変わらない。
それが本当にカッコイイし尊敬する。
助けくれた姿を今思い出せば、無気力なヒーローって感じで逆にかっこいい

「自分にとってマイキーは憧れでヒーローだからな」

万「フーン・・・」

龍「無敵のマイキーだからな」

場「お前ら何話してんだよ、早く行こうぜ」

万「あぁ」

龍「ほらAも行くぞ」

強さはかっこよさの象徴だ
強ければ強い分、尊敬される。

男に憧れてしまった以上

私もそれ以上強くならなきゃいけない
強くなってかっこよさを示していかなきゃいけない。

羽「A?」

三「何突っ立ってんだー」

「おう、今行く」

三ツ谷の後ろに乗って風を感じる
心地よく夜風が刺さってくる

もっと強くなんなきゃ・・・かっこよく見られないよな。









父はスポーツトレーナー
母はホストに通うダメな女の人。

父からはお前はああなるな、強くなれと。
母からは私の王子様になってちょうだい。

なんて言われた。

それの影響もあってなのだろうか
中学生の頃から体はしっかりしてるし、どんどん男よりの性格や顔つきになっていった。

けれど性別には敵わない。

体つきは女性らしく成長するばっかり
男にはなれないと言われてるかのように発育していく。
それが嫌で嫌でひたすらに打ち込んできた。

それも叶わないまま。

私は・・・母の思うような王子にはなれない。
父の思うような屈強な体にもなれない。

だから見た目だけでも男になりたかった

そして始まった男装癖。

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????(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます!夢主さんの男装時と通常時の容姿が気になります! (2022年2月10日 4時) (レス) @page50 id: 5c7baf0c04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年8月27日 7時

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