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次の日になりいつも通りご飯を作ってから家を出て行く
今日は父はオフ日、母は今日もいない。

「一緒に行こうって言われたけど・・・まあ先いってても問題ないよな」

公園の前に差しかかる

中を見れば三ツ谷が車止めに腰を下ろして欠伸をしていた
一瞬無視して先に行こうかなとか思った

「三ツ谷くーん」

三「おっおはよー」

「(さすがに約束したしなー・・・)」

三「今日はゆっくりだな」

「いつも通りだよ」

三「そうか?」

「つか普通に疑問なんだけどさ」

三「ん?」

「なんで一緒に学校行ってくれんの?」

三「あー・・・いや、まあなんとなくな。俺の友達と似ててちょっと親近感があってさ」

似てる友達・・・ってまあ男装してる私だろうな
なんかごめんな、私なんだわそれ。

罪悪感に苛まれながらも一緒に登校する。

三「ピアス開けねぇの?」

「ピアスかー・・・うーんまあどっちでも、なんで?」

三「なんとなく」

「三ツ谷くんはピアスあいてるよね、痛くないの」

ピアスに軽く触れる
貫通してるってだけあってなんか痛そうだなー・・・。
耳たぶ自体は柔らかいのになんか残念。
ピアスに触れるのをやめて耳をずっとみる

三「俺は別に、洗濯バサミ挟まれたような感じだな」

「へぇ・・・うおっ!?」

前を見てなかったせいで段差に躓く
待って最悪っ朝からついてないな・・・しかも校門近くじゃんっ

三「大丈夫っ・・・か」

「ありがたいが・・・今すぐ手を離せ」

三「マジでごめん!!!!」

思いっきり土下座される
思わず乳を隠す、いや助けてもらったけどさ・・・。
事故だってわかるけども・・・。

「乳が好きなら牛に恋しろ」

三「人外はちょっと・・・」

「まあ減るもんじゃないけどさ、助けてくれてありがとー」

三ツ谷を置いて裏庭に行って花に水をあげる
みんな綺麗になったなー・・・かわいい女の子だ。

折れた花たちも回復の兆しが見えてきた。

「良かったァ・・・綺麗に咲くまで待ってるからなー」

頷くように風が煽る
よしっこれで終わったし教室戻るか。

裏庭から登れる階段から教室に向かう。
風通し良くて好きだなー・・・ってか今日は着いてこないのウケるな。

ドアを開けるといつもの女子と机に突っ伏す三ツ谷。

ウケる

「おはよー」

『おはよ』

『三ツ谷くん死んでるけど大丈夫そ?』

「え、知らん」

『ってか見て、今日ネイルしてきちゃった』

「めっちゃ可愛いじゃん、良く似合ってる」

『自己顕示欲高まるわ』

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????(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます!夢主さんの男装時と通常時の容姿が気になります! (2022年2月10日 4時) (レス) @page50 id: 5c7baf0c04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年8月27日 7時

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