検索窓
今日:1 hit、昨日:28 hit、合計:199,675 hit

12 ページ13

終始会話が途切れることなく帰路についてる
帰る方面が一緒の人がいるとこんなに楽しいのかーなんて思いながら、どこまで一緒なんだっていう葛藤があった。

三「俺ここのアパート」

「へぇー年季入ってんねー」

三「まあな、お前は?」

「・・・言い出しにくいけどさ」

三「?」

「向かいの家なんだよな・・・」

三「・・・マジ?」

「お前引っ越せよ」

三「無理だわ家族いるし」

「近すぎて運命感じるわ」

三「感じるな気持ち悪い」

「おい、ピアス引きちぎるぞ」

三「やめろ絶対痛いから!」

?「お兄ちゃん」

三「おぉマナか」

「・・・誘拐?」

三「妹だよ」

マ「はじめまして」

「やっだ、まって・・・可愛いんだけど、好きっ」

三「おいやめろ」

「はじめましてー」

マ「美人すき」

「・・・うちの子にしても?」

三「それこそ誘拐だわ」

マ「お兄ちゃんお腹すいたー」

三「おう、すぐ飯つくるからな」

三ツ谷が飯作ってんのか、女子力高いなー。
家庭の事情ってやつかな・・・まあ可哀想とは思わないけど。

三ツ谷自体楽しそうだし

三「じゃあな、また明日」

「明日は話しかけんな」

三「意地でも話しかけるわ」

「他人のフリする」

お互いに家に入る
まあ・・・私もご飯作るんだけどさ

母親が真っ当なことをしてるところは見た事ない
物心ついた時からホストに行ってたから父親が頼りだった。

父親は優しいけど厳しい。
愛のある人で母親を叱ってる時がある。

「ただいまー」

と言っても誰もいないか
ご飯を直ぐに作って食卓に置く。
そして、準備が終わると泥だらけの体を洗いに行く。

いつものルーティン。

父親が帰ってきたら男装をして外出る。
それもいつもの日課。

特にやることは無いけど・・・フラフラする。

髪をツーブロが見えるように結って、男装プラス特攻服の上着。

「いってきます」

『おう、気をつけてな』

財布と携帯だけ持って家を出る
家を出て公園で暇を潰すと必ず来る奴がいる

三「よー」

「おー・・・」

三「また暇してんのか」

「家いるのだるいんだよなーまたマイキーのところ行くんだろ?連れてけ」

三「おう、後ろ乗れよ」

昼間とは違う関係性
それが自分にとってはハラハラするが、こっちのが楽しく思える

三「お前ちゃんと特服着ろよな」

「あー?まあいいじゃん」

三「俺が作ったんだから、ちゃんと着ろや」

「次は着る」

三「毎回それ言って着ないじゃねぇか」

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
234人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

????(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます!夢主さんの男装時と通常時の容姿が気になります! (2022年2月10日 4時) (レス) @page50 id: 5c7baf0c04 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年8月27日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。