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「ぶえっ!」
追いかけてかれこれ30分。
足早すぎて追いつかないし・・・当てようとしても追いかけながらじゃコントロールがつかない。
課題がたくさん見つかるなぁ・・・。
狗「ツナ」
見てと言わんばかりに声をかけてくる
逆立ちしてるし・・・余裕ぶっこいてんなぁ。
いつの間にか野薔薇ちゃんいなくなってるし
どうしたら・・・。
そっか、網を作ればいいのか。
狗「?」
「なんだ簡単じゃん」
指をからませて空に掲げる
私の上に黒い雲が帯びてパリパリと電気が帯びる
「百雷」
バリバリバリッ
雷が自分自身に落ちて、帯電する
地面に手を付き、狗巻先輩を囲うように電気が放出される
いくら早くても・・・音速には勝てないでしょっ
「もらったァァァァ!!」
小柄ながらもがっしりとした体を掴む。
捕まえるの・・・成功っ!
お互いに転び、電気もいつの間にか消える。
これでとりあえず・・・クリアかな。
「やりましたよ、狗巻先輩!」
クスッと笑う顔はとても愛らしく見える
地面に文字を描きチョイチョイっと見るように仕向ける。
棘・・・?
「棘先輩?」
狗「しゃけ」
「じゃあ今日から棘先輩って呼びますね!」
狗「しゃけ」
パ「おい大丈夫か!?」
伏「落雷が落ちたように見えたけど・・・」
禪「当の本人達はピンピンしてるな・・・」
「禪院先輩!棘先輩捕まえました!」
禪「足速いのによく捕まえたな」
「頑張りました・・・」
パ「すげぇ静電気」
伏「一旦休憩するか・・・釘崎もいないし」
「野薔薇ちゃんは?」
伏「ジャージ買いに行った」
「私も服買いに行きたかったな・・・」
座り心地がいい場所はないかな・・・
座り心地?座り心地・・・。
パ「なんでそんなに見つめるんだ」
伏「・・・パンダ好きなのか」
「好き」
パ「やめろよ、告白とか照れるだろ」
禪「この状態で告る馬鹿がどこにいる」
狗「しゃけ」
パ「ノリにのっただけだ」
「でももっと・・・もっといい毛並みなら」
パ「毛並みに文句言うな!」
「いてっ」
パンダ先輩力強いなっ
そう言えば・・・悠仁の遺体、見てない。
お葬式とかってしないのかな・・・時間もないしご遺族に渡されるとか、なのかな。
伏「・・・お前変わったな」
「変わった?私がですか?」
伏「最初はとっつきにくかったけど、今はすげぇ雰囲気が柔らかくなったな。あと敬語じゃなくなってきたし」
「なんでですかね、慣れたんでしょうか・・・まあ髪型もあるんだろうな」
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年1月23日 9時