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五「でかい霊園があってさ、廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生したってわけ」

「そっか、想いが沢山募って呪いができちゃったんですね」

五「賢い子だねー!」

「伏黒さんに少し教えてもらったので」

五「うんうん、将来有望。簡単に言えばだけどこの建物に負の感情が沢山乗った結果呪われたみたいなイメージだよ」

「なるほど・・・」

五「まあこれは・・・君たちがどこまでできるか知りたい、まっ実地試験みたいなもんだね。野薔薇、悠仁、A。3人は建物内の呪いを祓ってきてくれ」

釘「ゲッ」

建物に近づいていく
なんか気持ち悪い感じ・・・建物自体は悪くないのに人の負の感情が集うと厄介なことになるんだな・・・。

ザザッザ────────。

『わ・・・す・・・』

ズキンズキンと頭がまた痛みだす
まただ・・・私の中にいる・・・何かが、暴れ回っているような感覚。

伏「大丈夫か」

「大丈夫、です・・・なんか頭が痛くて」

伏「・・・無理はすんなよ」

「ありがとうございます」

3人で建物に入っていく
心がざわついてならない・・・気持ちが悪い。

でも仕方ない、こればっかりは耐えなきゃ行けない。

釘「時短時短、別れて探しましょ。私は上から1Fずつ調べるからアンタは下、Aはこの階から上を調べて」

「わかりました」

虎「一人で大丈夫かよ」

「悠仁さんより強いですから」

虎「俺、舐められてる?」

私は一人この階を歩く
嫌な感じ・・・いつ来てもおかしくないよね・・・。
グイッとブレスレットを伸ばし槍を身につける

コツコツ。

コツコツ。

響くの私の足音だけ、この階には・・・何もいないのかな?

コツコツ。
コツコツ。

ヒタヒタ。

来るっ

「ふっ」

槍を突き立て飛んできた敵に刺さる
よしっ脳天直撃・・・この調子なら大丈夫かな

ピリッ

身体の中の電気が逆だってる
なんだ・・・この感じ。

もしかして上・・・?

仕方ない、時間短縮。
槍を天井に差し込む

「電霆」

天井は崩れて落ちてきた瓦礫を上手く使い上に登る
どこだ、どこから変な感じがしたんだ・・・。

この部屋・・・。

部屋に入れば毛むくじゃらの呪霊と子供と野薔薇ちゃん

「何そいつキモっ」

釘「いいから・・・武器を置いてそこにいて」

「わかった」

槍を床に突き刺す
さて・・・どうするんだろう。

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年1月23日 9時

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