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杉沢第三高校 入学。

入学式を終えて先生の話を聞く
かったるい話ばかりであくびが出る。

一人一人、自己紹介をしていき俺の隣の人が自己紹介をする。

「・・・鳴神 Aです、よろしくお願いします」

か細い声
目立たない表情
少し俯いた顔

みんなはあーこういうヤツいるよな、と流したように次のやつを見る
俺は不意に長い髪の間から見えた赤い目に引かれた。




杉沢第三高校は全生徒入部制の学校である。
5時までに帰りたい俺にとっては文化部がいい。

入部届を配られてある程度目を通す。

明日の部活見学で決めるらしい。

虎「お前はなんの部活入るんだ?」

隣の鳴神に話しかける
ビクッと体を揺らし、長い前髪を靡かせる

少し目が泳いでいる様子だった。

「・・・えっととりあえず図書部に」

虎「へぇそんなのもあるのかー」

俺は気軽に話しかけるようにする
鳴神はすぐにイヤホンとスマホを出し音楽を聴き出す。

あ、話しかけて欲しくない感じか・・・。
まあ別に強引に話す必要も無いしな

早めに終わる学校を俺はそそくさと出る

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年1月23日 9時

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