ゴンの妹は今日も方向音痴 ｰゾルディック家編ｰ 【H×H】

カンチガイ×ノ×カンチガイ ページ6

イ「何これ」

「えっ？指切りですよ、約束を守る！ってやつです」

イ「フーン･･･嫌なところだけ聞かれたな」

「ん？」

イ「扉の前に約束してるところから母さんがいたんだよね」

「何！？」

私は慌てて扉を開けるともうルンルンで歩いてるキキョウさんが目に入る
勘違いをまたさせてしまった

「どっどうしましょう」

イ「今日はご馳走だね」

「そういう問題じゃないですけど！！！」

イ「別に俺はAと結婚するつもりないから」

「(遠回しにふられてるよな)」

イ「まあ呼ばれるまでここでくつろいでてよ」

「イルミさんはどちらに？」

イ「トイレ」

「あぁ･･･」

バタンと扉を閉めるイルミさん
それにしても･･･本当に何も無いなこの部屋。
必要なもの以外置かないとかそういうのかな･･･フラフラと部屋の中を見る

不図、1人用のソファに目がいく

「(ちょっと座ってみようかな)」

腰をかけると体重で沈む
ふかふかでとても心地がいい。

座り心地最高。

背もたれに体を預け、目を瞑る。
このソファものすごく欲しい。

イ「そのソファ座り心地いいでしょ」

「うわっ！？」

イ「50万ジェニーするからね」

「高っそんな高いもの部屋に置いてるんですか！？」

イ「うん、俺しか基本居ないからね。それより母さんがご飯できたって言ってたけど」

「暗殺一家のご飯･･･」

一体何が出るのか
流石に･･･人は食べないよね？暗殺主義だもんね
何よりこの金持ちの家で食事って･･･していいものなんだろうか

イ「毒とかって平気？」

「毒？」

イ「そう、拷問慣れのために毒とか電気とかよくやられるんだよね。多分慣れてないこと見越して軽いヤツだろうけどさ」

「なんで拷問慣れなんて」

イ「暗殺一家ってよく他人から恨まれたりするんだよね、万が一に捕まった時に慣れてれば楽だからね」

厳しい家庭なんてものじゃない
キルアもそんなことやらされているのだろうか。
軽く言っているあたり、きっとイルミさんもやられているんだ

同情する反面悲しくなる

世の中、どの家族も幸せだったり不幸せだったりだ。
これが普通だと思う人もいるのなら、それはそれでいいのかもしれない

「イルミさんは」

イ「何」

「ゾルディック家に産まれて良かったって思いますか？」

イ「･･･まあね、可愛い弟達がいるから」

ショクタク×ト×ドク→←ヤクソク×ヲ×シヨウ

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