ゴンの妹は今日も方向音痴 ｰゾルディック家編ｰ 【H×H】

ヤド×デ×オヤスミ ページ28

「ふぁ･･･なんか疲れたねぇ･･･」

ゴ「えっ枕投げしないの！？」

「えっブハッ」

キ「隙を見せるとそうなんだよ！」

「やったなァ！！」

キ「おっと、あっぶねぇ･･･」

ﾊﾟﾘｰﾝ

枕を投げた先にはコップ
あっこれ･･･もしかしてっ

「割れてるっ」

ゴ「ありゃりゃ･･･」

「ど、どうしよう･･･！？」

キ「別に大丈夫だろ、言わなきゃバレないって」

「罪悪感･･･」

『何か割れた音がしたんですけど･･･』

「ごっごめんなさいっ不注意で･･･」

『あらあら、怪我はなかったかしら？』

「へっ？あっ･･･大丈夫です」

『ならよかった、次は気をつけてね』

「あ、はい･･･」

あれ、なんか思ってたよりなんにもなかったな･･･。
これなに壊しても何も言われないのかな？

･･･いやさすがにそれは無いか。

ゴ「よかったね、許してもらえて」

「よかった･･･」

キ「周り見ずに投げたお前が悪い」

「ムッ･･･先に投げたのキルアでしょ！」

キ「俺はちゃんとお前狙ったからモノ壊してねぇもん」

ゴ「まあまあ･･･そろそろ寝ようよ、明日も沢山戦うんだから！」

キ「あれ戦ううちに入らねぇだろ･･･」

「ほぼ一撃だもんね･･･」

ゴ「一緒に寝よ！」

「うん！」

キ「いやこれって普通俺とゴンが一緒に寝るんじゃね？男同士だし」

ゴ「？でも俺たち兄妹だし」

「ジャンケンで決める？」

キ「あー･･･まあそれもありだな」

「せーの、最初はグージャンケン」

「「「ポン」」」

キ「ゲッ」

ゴ「俺だけか･･･負けたの」

「じゃあキルアと寝るのかー」

キ「あー･･･まあ間違いが起こるわけじゃないし、大丈夫か」

電気を消してベッドに潜り込む
まあでも飛行船で一緒に寝たしね！特に変わりは無いでしょ。

向かい合わせになって寝ればキルアは顔を逸らす

キ「おやすみ」

「おやすみー･･･」

枷･･･邪魔だな･･･。
寝る時だけが一番不便だ･･･同じ高さの枕じゃなきゃ寝れない。
寝心地が悪い･･･やだな、冷たくて･･･気持ち悪い。

キ「寝れないのか」

「ん？･･･うん」

キ「枷･･･取ってやれればいいんだけどな」

「いいよ、大丈夫･･･気づいた時にはついてたから」

キ「そうか」

キルアが私の枷に触れる
力を込めて取ろうとするも無駄。

キ「だァ･･･これ固すぎだろ！？」

ゴ「さっきから何してるの？」

キ「いや、なんでもない」

ネン×ト×レン→←レン×ト×ズシ

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