ゴカイ×ト×カンチガイ ページ17
「しないよ」
キ「だってそんな話が出てるってミルキが言ってたぜ？あぁ、ミルキってのは豚ちゃんな」
「あぁ、黒髪の･･･」
キ「否定するってことは･･･乗り込んでくるための嘘かなんかか？」
「そうそう、そしたらキキョウさんが勘違いして･･･」
キ「フーン･･･」
キュッと手を握る力が強くなる
勘違いさせたまま出てきちゃったけど･･･。
それに、私がキルアと一緒にいたら一生何か言われるのでは？
悪い考えが過りながら前を進むとカサカサと草むらがなる
見ればドスッと音を立てる
キ「ミケ！」
「大きい動物･･･」
キ「可愛いだろ？今匂い覚えてるみたいだ」
大きな巨体が地面に座り、私と目を合わせる
機械みたいな目･･･しっかり訓練されてるんだろうな
すっと手を出せば頭を伏せる。
キ「･･･家族以外懐かないのに珍しいな」
「そうかな、多分･･･しばらくここの家でお世話になったからかな」
キ「匂いが着いたのかもな」
「そうかも、ミケーよろしくね」
ふわっと頭に触れる
よかった、噛まれなかった･･･。
ちょっとビビったけど、何とかなってよかった。
触れるのをやめて、手を振ってキルアについて行く。
「にしても広いね敷地」
キ「あぁ、軽く山一つ分はあるんじゃないかな。お前がいた屋敷も山のところにあるからな」
「へぇー･･･」
後ろを振り返り山を見る
大きいな･･･山の先が雲で隠れるくらいだし。
ふとなにかに見られているような感覚に襲われる
山のどこからか･･･見られているような。
「･･･キルア」
キ「ん？」
「山から･･･なんか視線を感じる、誰かに見られているような」
キ「･･･多分、おふくろだろ。良くは知らないけど、目元に着けてるやつで見てるんだと思う」
「･･･私、多分･･･キルアの家族敵に回したかもしれない」
キ「は？なんで」
「だって、勝手に家の外でてるし･･･キルアと一緒にいるところ見られてるだろうし」
キ「･･･確かに、早く執事室に行こう」
嫌な予感がしてならない
モヤモヤとした気持ちを抱えながら執事室に向かって歩く。
しばらくして建物が見えてくる
小綺麗な屋敷･･･にしては少し小さいかな。
キルアは容赦なく中に入り大きい声を出す。
キ「ゴトー！いるかー！」
ゴ「はい、キルア様･･･お呼びですか。」
キ「あぁ、暫くしたらここに友達が来るから来たら呼んで。いつもの部屋で待ってるからさ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 314人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛(プロフ) - 続きをお恵み下さいませ。 (2022年2月13日 3時) (
レス) @page30 id: 6c5f13dd95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - 続き見たい (2021年12月16日 8時) (レス) @page26 id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
5iP3A2iN3FNYlNc(プロフ) - こういう小説をずっと探していました‥！！読んだ瞬間ハマっちゃって‥一気に読み進めました‥ ありがとうございます！ 応援しています。 (2021年7月10日 13時) (レス) id: 7f51b83dcc (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - すっごく好きです！！心情の些細な変化がわかりやすく、読みやすい、引き込まれるような文で、一気に読み進めちゃいました笑 更新楽しみにしています、体調などにはくれぐれもお気をつけて。無理のなさらないようにしてくださいね。頑張ってください！応援してます！ (2021年2月6日 1時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルンバ | 作成日時：2021年1月11日 23時
