ケツダン×ト×ケツダン ページ45
最後は割り切って最終試験会場に来ることが出来た
クラピカの助言のおかげだ。
そして四次試験終了から三日後。
ネ「最終試験は1体1のトーナメント形式で行う、その組み合わせはこうじゃ
クリア条件は至って明確、たった一勝で合格である。つまりこのトーナメントは勝ったものが次々ぬけていき、負けたものが上に登っていくシステム！
そしてこのトーナメントはまあ簡単にいえば成績のいい者にちゃんを多く与えている」
私はお兄ちゃんが負ければお兄ちゃんとか、294番って誰だっけ･･･。
まあ誰でもいっか･･･これは私の実力勝負。
これで受かればきっと･･･きっと私の価値も
「面接ってじゃあそういうことですか？」
ネ「左様、まず審査基準は大きくわけて3つ。
身体能力値、精神能力値、印象値。まあ大事なのは印象値じゃ、面接で話したのはそういうことじゃ。生声を吟味した結果こうなった、以上じゃ！
あ、あと相手を死に至らめてしまったものは即失格！」
「っ･･･」
『第1試合ハンゾー対ゴン』
きっと見ていて私は気分が悪くなるものだろう
そう思った･･･私はサトツさんに声をかけて外で待機するようにした
「お兄ちゃん･･･」
兄が血反吐を吐くところなんて見たくもない
きっと見てたら助けに行ってしまう気がして
それに血を見たら気絶してしまうのがオチだ。
ギ「ひとりじゃ暇だろう」
「ギタラクル･･･さん」
ギ「これは長い試合になる、話なら付き合うよ」
「長い試合？」
ギ「君の兄だろう、あれ。意志が固い、だからしばらく時間がかかるだろう。」
「確かに･･･頑固ですから」
ギ「それにここにいるのは･･･血を見るのが嫌だからだろう」
「･･･はい、あそこで倒れたら迷惑だろうし」
ギ「俺はもう一度見てみたいけどね」
「えっ？」
ギ「君･･･念って知ってる？」
「ネン･･･？言え、聞いたことないです」
ギ「そう･･･じゃあ無意識か」
「･･･あの、どういうことっ」
ゴ『ゲホッ』
耳に入るのは兄の苦しそうな声
思わず扉を見る
ダメだダメだ･･･見に行ったら
グッと拳を握り、前を見る
ギ「見に行きたい？」
「いえっ･･･見に行っても何も出来ないので」
ギ「あの禿げてる方･･･きっと根負けしてまいったって言うよ。安心して」
「安心･･･出来ないですよ、兄が怪我してるのに私･･･何も出来ないんだから」
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2021年1月3日 8時
