日向の幼馴染は陸上部です。Third

間違い ページ18

黒「予想以上･･･っ」

煽ったのは間違いだったかと少し過去の自分を責める
目付きは苗字の通り猛禽類･･･背筋がゾクゾクする、身体の中で何かが高ぶる
俺の知らないところでまさかこんなに強くなってたなんて･･･あの時から割とうまかったけどさ

黒「馬鹿だなーうわー俺らん所誘えばよかったな」

孤「本当･･･何してくれてんの、煽るから絶対本気だし勝てる気がしない無理ゲーだ」

山「あの子やばくないか･･･黒尾さん止めれますか」

黒「木兎より･･･マシのはずって踏んでたんだけど、こりゃキツイな」

孤「でもクロとローテ近くてよかった、まだチャンスはある」

珍しく研磨のやる気のある顔･･･不思議と俺もやる気出てる
パッとAと目が合う、獲物を捕らえたような目付きで口元に弧を描く。

試合してて思うけど･･･本当にこの笑い方は木兎に似てんだよな、目に光がないとか目が笑ってないとことか･･･

黒「マジ猛禽類･･･」

「黒尾さん聞えてます、怒りますよ」

黒「地獄耳！」

「声が大きいんですよ」

黒「絶対お前が地獄耳なだけだし！全部俺のせいにすんなよ！」

「全部て･･･そんな全部あなたのせいにしてないですけど！？」

黒「いやしてるっ！この間のLINEだって」

ﾋﾟｯ

猫「コラコラ試合中に喧嘩するな」

烏「お前も煽られるなよ！アホ！バカ！」

「「だってあっちの奴が」」

「「つべこべ言わずに試合に集中！」」

まさか監督に言われるとはな･･･主審の人からも注意されたしこれ以上はアホみたいだからやめとこ
そう思った矢先に交代しに来た夜久から蹴りが飛んでくる･･･烏野も烏野でセッターのやつが頭叩いてたり坊主のやつが茶化してたり･･･あっちは楽しそうだな

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ･･･」

影「馬鹿が！試合中断させんなボケ！！」

「ｳｯ」

田「煽られすぎだろってか仲良すぎか！！」

月「連絡取り合ってるんですか？彼氏ですか？」

「いっそ殺してください･･･」

澤「ほらお前ら！試合再開！」

烏野のおチビちゃん･･･フラフラとしたサーブは脅威ではないがネットインもあるし面倒。
前衛はAと主将さんとメガネくん、高さはあるけどアタックはAを注意すれば大丈夫そうだな
次こっちが決めりゃ前であいつと戦えんだ、我慢しなきゃな

「ナイッサー！」

夜「オーライ！」

勝負→←交代

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す