日向の幼馴染は陸上部です。Third

烏野対音駒 ページ12

そして5月6日 AM8:50
烏野総合運動公園球技場。

澤「集合！」

烏野と音駒が向かい合いお互いに目を合わせて緊張の意図を走らす。
翔陽が漏らした声だけでみんながこちらを見るくらい･･･最後尾の私は誰とも目を合わさずに空を見ていた。

澤「挨拶！」

「「「お願いしアス！！」」」

「「「しアース！！」」」

体育会系の野太い声が静かな空に響いた。
この日がついに来てしまった･･･嫌だけど楽しみだった日。

私は逃げるように体育館に荷物を置きに行こうとしたが背後から掴まれて捕まった･･･。

「ｸﾞｴｯ」

黒「品のねぇ声だな、逃げることは無いだろ？」

「くおおふぁん･･･」

黒「サーブ練習したか？」

「･･････」

黒「したけど開発中って感じだな」

「このっ･･･分かってるなら聞かないでくださいよ･･･」

黒「悪い悪い、面白くてつい」

「性格悪いな･･･あ、清水先輩私持ちますよ」

清「あ、ありがとう･･･他校の人は良かったの？」

「大丈夫です」

黒「(マネージャーは女って知ってるみたいだな)」

ニヤリと笑っている黒尾さんに気づかずに体育館に荷物を持って入っていく
なんか音駒の人個性的な人が多いな･･･モヒカンいるし、怖っ･･････

荷物を置いてユニフォームを持ってトイレに行こうとすると

？「オイコラ」

「ｵﾎｫｯ」

？「お前･･･あのマネージャーさんと話せるのかっ」

「えっ･･･えっ？」

猛「･･･山本猛虎、女の人と話せるのかって聞いてんだ」

「は、話せます･･･」

猛「クッソォ･･･だからイケメンは嫌いなんだ！！」

「えっ」

猛「頼む･･･っ！話し方を教えてくれっトーク術を！！」

夜「あ、お前！すみませんっ･･･ってあれ？あの時の」

山本猛虎さんを回収しに来たのは夜久さんだった･･･ご苦労様ですと言わんばかりに私は笑顔で返した。
まさか烏野だったとはーと笑いながら迷惑かけてすみませんとまた謝る。

ペシンと山本猛虎さんの頭を叩いて回収して行く姿おかんそのもの･･･

「あ、ユニフォーム」

急いでトイレに入って着替えを済ますとみんな着替えを終えて、アップの準備をしていた

私も列に混じって半コートをダッシュして対人パスに入る。
私は縁下先輩と組んで対人をしていると後頭部に衝撃が走る

縁「だっ大丈夫か！？」

「･･･後頭部が」

黒「やばっすみません、大丈夫ですか？」

「(絶対故意的だよこの人･･･)」

ずる賢い→←ユニフォーム

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