日向の幼馴染は陸上部です。Second

女子に遭遇 ページ13

「えっエースにですか」

影「日向が逢いに行くって言って聞かねぇんだよ･･･昼休みお前も行くぞ」

安定のぐんぐんヨーグルトをジューッと飲みながらイライラしているのか険しい顔で話しかけてくる
･･････いや眠いのか、いつもなら寝てるのにな。睡眠時間まっしぐらのはずなのに、朝練があると机に直ぐに突っ伏しになる

「分かりました･･･クラスはわかるんですか？」

影「･･･しらね」

「あははは･･･昼休みになってから3年生のクラス全部見ていきますか、旭さんの顔は見た事あるので」

影「･･･あ？なんで知ってんだよ」

「ﾋｯ･･･一度会ったことあるので」

影「クラスくらい聞いとけ馬鹿！」

「ご、ごめんなさいっ」

丁度よく担任の先生が入ってきて挨拶から初めて授業準備に取り掛かる。
影山さんは挨拶し終えるとまたもや睡眠時間まっしぐら･･･まあ静かでいいけど、話し相手がいないのはつまらない

ふと時計に目が入る･･･授業を受けてからかれこれ10分くらい経つのに時計が一向に進まない、進む気配がない
時計に目が取られていると先生にさされて問題を解くように言われる･･･数学だったため焦らずに問題を黒板に書く

「･･･ん？」

先「どうした？」

「いや･･･」

廊下を誰かが通った気がする･･･ちょっとトイレ行ってきますと流れで廊下に出てあたりを見回して消えた方へと歩き出す
確かにいた気がしたんだけどな･･････気の所為かな、キョロキョロとしていると前方にいる誰かにぶつかる

女子だ

「あ、えっと･･･ごめん、なさい。怪我してない？」

？「ｼｬﾁ！？大丈夫でっす！？」

「え、あぁ･･･良かった」

？「あの保健室はどこでしょうか･･･」

「あ、案内するよ」

階段を降りて下の階へ行く･･･なんでまたこんなことになるんだか、とことんツイてない
お腹を痛そうに歩いてる女子は本当に小柄で可愛い･･･保健室に入ると先生はいないし窓は開いてるはですごく寒い

「保健室になんのようだったの？」

？「お、お腹が痛くて･･･湯たんぽあるかなーって思いまして」

「湯たんぽ･･･湯たんぽ･･･これかな、お湯入れればいいんだっけ？」

？「自分でやります！自分でやります！！」

「いや･･･火傷したらダメだし･･････もう入れ終わっちゃった」

？「申し訳ない･･･ありがとうございます」

「いいえ」

お大事にと手を振って別れる･･･小柄で可愛い子だったな、潔子さんとはまた違うタイプ

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