信じてる ページ14
影「A」
「へぁっ！？はい！？」
離れたところにいた私に声をかける
眉間にシワはよっていたものの怖い顔はしていなかった
「な、なんでしょう･･･」
影「俺はお前が前まではやる気のない奴って思ってた」
「えっ」
影「才能に縋って自分の力を出してない奴って思ってた、けど今は違う」
「(なんでディスられたんだろうか)」
影「サーブのフォーメーションについて、対策について考える力･･･俺じゃあ思いつかなかったことだ」
「は、はぁ･･･」
田「何話してんだ、あそこ」
西「そろそろ2セット目始まるぞ」
影「俺には」
ﾋﾟｰｯ
高らかに笛の音が響く
影山さんの言葉は聞けずにみんながゾロゾロとコートへ入っていく
「あの今なんて」
影「･･･いや後で話す」
静かに私たちはウォームアップゾーンの方へ歩いていく
しかし私は烏養さんに呼び止められる
座れとベンチに座らされる
烏「次、東峰とメンバーチェンジだ」
「なっ･･･なんでもないです、はい」
武「試合に出るのって怖い･･･ですよね」
「そうじゃないんです･･･出たいです、むしろ」
烏「じゃあなんで嫌がるんだ？」
「自分は･･･あまり長く続けるとかって今までしてこなくて、だからどんどんハマっていく感覚が怖くて」
打ち込めば打ち込むほど無くなる時に怖くなる
夢中になればなるほど体力の差や技術のレベルが分かりやすくなる
今はチヤホヤされててもきっとすぐに越されるから
「それにまだ隠してることもあるし」
烏「それってどういう―――――――――」
澤村先輩が及川さんのサーブを1本で切る
そして田中先輩がスパイクを決める
あぁ･･･今から私はコートに立つのか
心臓はさっきよりも落ち着いて鳴っている
まだ大丈夫･･･きっと大丈夫。
烏「行ってこい」
「はいっ」
3番の札を手にコート上で笛がなる
ゆっくり目を開けでコートを見る
及「やっとかー･･･待ちくたびれちゃったよ！」
岩「舐めてっとやられるぞお前、前回やってないだろ」
及「大丈夫、強いのはちゃんと理解してる」
東「全力で頼む」
「セット終わらせるつもりで行ってきます」
コートに一歩踏みいれば熱気が肌を突き刺す
心地よく感じている当たりもう私はきっとバレーボールが好きなんだ
田「しゃあっお前が来たら百人力だぜ！！」
澤「頼んだぞ」
「大丈夫です」
落ち着いている自分
楽しんでいる自分
不安を抱える自分
どれをひっくるめても大丈夫と言いきれる
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( ･´ｰ･｀)どやｗ - ちょっともう、Firstから一気読みしてきました！めっちゃ面白いので頑張って下さい。私も小説書いてて、大変な気持ちは痛いほど分かります。でも、このお話ほんとうに面白いので更新待ってます！！いやもう、神ですね作者様。あともう夢主ちゃんのグッズがほしい‥！ (2022年10月18日 21時) (
レス) id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 更新待ってます！ (2022年10月12日 18時) (レス) @page43 id: c00416f871 (このIDを非表示/違反報告)
美郁(プロフ) - 凄く面白いです。特に好きなのが、及川さんとの絡みや黒尾さんとの絡みが凄く好きです！！！続きが気になります😭更新楽しみに待ってます😊 (2022年9月19日 15時) (レス) id: f0d1cce09e (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - Sun._raiseさん» 頑張って更新させていただきます！！頑張ります･････🥹 (2022年5月20日 22時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
Sun._raise(プロフ) - 終わってしまったぁぁ！？続きが気になりすぎる😭再開とかは無いのでしょうか⋯！？ものすごく面白くてワクワクさせてもらいました！！ (2022年5月20日 20時) (レス) @page37 id: 276bbde748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2020年1月28日 21時
