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前衛 ページ47

清「すごい活躍だったね」

「うぉっ!?」

背後から清水先輩に話しかけられ肩を揺らす
自分よりすごく小さい先輩は小柄で可愛い・・・自分ももしこんなに小さかったならこの空間にはいないけれど女としての人生を歩めたんじゃないかなって少し悔やむ

清「そろそろタイムアウトも終わるからタオルとドリンクもらうね」

「あ、お願いします・・・手伝えたらいいんですけど」

清「気にしないでマネージャーの仕事だから」

「ありがとうございます」

額の汗を手で拭って片目にかかる前髪を少しだけ上げる
両目に写されたコートは少しくすんでいて傷がついている・・・使われ続けているこのコートは青城を応援するかのように選手の靴音を鳴らす

「勝つ」

次は前衛・・・そこで点数を稼いで練習試合だろうと勝利してやる
拳を固く握る・・・っ楽しくてしょうがないんだ、ここに立てること全力で相手と戦えることが素晴らしく・・・自然と口角が上がる

影「ボール見てちゃんと打てよ、コースも打ち分けろ・・・できるだけリベロは狙うな、それだけだ」

「はいっ」

ピ-ッ
笛の音と共に皆が集中する
私に今できることを考えろ、神経を尖らせろ、全てを見ろ
勝ちたくば・・・自分で掴み取れ

「レフト!!」

田「A!」

相手のスパイクによりレシーブが乱れて田中先輩がトスをあげる
体育館の電気で少しボールが霞む・・・でも充分な高さだ、腕を振り切り脚を強く蹴りあげで大きく大きく腕を振りかぶる

高いところから見る景色・・・背が高いからとかそんなの関係ない
自分で出した全力から、見ることのできたこの景色ほど嬉しいものは無い

ドゴン

松「チッ!」

国「すみません」

花「いや今のは仕方ない・・・音だけ聞いてても取るのは難しそうだな」

岩「・・・・・・松川」

松「おいよ」

田「よくやったぞぉぉ!!」

日「ナイスキー!」

「うわわっ」

頭をガシガシと撫でられて髪の毛をクシャクシャにされる
喜びを分かち合うような・・・心地の良い空気で少し落ち着く、楽しくて・・・っ嬉しくも思った
全力出して何も言われない喜びが私の中で一番大きかった

岩「頼むぞ」

松「相手は一年なのに容赦ないね」

岩「アイツがいないだけで負けてるの?とか言われるの腹立つからな」

松「わかる」

笛がなるこちらのサーブ権からスタートしブロックの体制へとなる・・・背の高いこのローテーションなら誰にも負けないブロックができる気がする
この悪い空気すらも・・・

威圧的→←ローテーション



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ルンバ(プロフ) - ライさん» コメントありがとうございます!展開はまた後ほど・・・更新遅いですがよろしくお願いします!! (2018年9月14日 22時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - この主人公黒尾達にいじられそうですね 更新頑張ってください! (2018年9月14日 22時) (レス) id: a122b4a5b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 闇音 艦那さん» 本当ですか、私は背が大きい方なので・・・主人公よりは小さいですがも少しで180いきそうで怖いです(( (2018年8月2日 1時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます!頑張って更新していきますのでよろしくお願いします! (2018年8月2日 1時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
闇音 艦那 - 190センチ代…だと?うちは高二で150センチ代なのに!! (2018年7月31日 0時) (レス) id: d662433f8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2017年10月4日 23時

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