日向の幼馴染は陸上部です。First

縛り ページ43

「よっしゃあああ！」

田「声出てきたじゃねぇか！」

「菅原先輩にアドバイスもらったので！頑張ろうと思って！！」

そう、この試合を少しでも真剣に受けることによってこれからもし戦うことがあればきっと耐性を作り上げ勝つ確率も上がる

そして何より･･････――――――――――――

「菅原先輩に応援されたんで」

田「！」

集中力が高まる気がした
ピリッと肌で感じる空気、頭のてっぺんから足の先まで･･････神経を高めて高めて高めて

このコートの熱気を空気を･･･忘れずに体に染み込ませる

日「Aのやつ･･･やっとスイッチ入ったな」

影「あ？どういう意味だよ」

日「助っ人とか陸上とかでもああやってなんか･･･目付きとか雰囲気とか？色々変わるんだよ、変わった瞬間からスイッチが切り替わったみたいに人が変わって強くなるんだよ！まるでゲームとかに出てくる主人公みたいにさ」

影「･･･お前もスイッチ切り替えろよ」

日「おーよ！」

ﾋﾟ-ｯ

ボールを受け取り、サーブの位置に立つ･･･
このセットは落とせない･･･なら、全力で打って上げて落とさないボールを全てを

ﾀﾞｧﾝﾀﾞｧﾝ

手の当たりどころは上々、見様見真似だけど･･･影山さんの姿を意識して
目を閉じる、時間をフルに使え･･･

『ｷｭｯｷｭｷｭｯﾀﾞｧﾝ』

ボールを高く高くそして踏み込みを力一杯に
ミス？そんなの知らない、怖くて挑戦なんかできない。

入ればいい、そんな生半可じゃあダメ･･･全力のボールを攻撃的でドライブをかける

ﾀﾞｧｧﾝ

岩「っ！？(ジャンサーかよ！しかも威力は及川･･･以上かもなっ)」

「(取るな取るな取るな取るな取るなっ！)」

影「(あのフォーム･･･俺っていうかまるで及川さんみたいな)」

岩「曲がったっ渡！」

渡「いっっ」

ｶﾞｶﾞﾝ

上の手すりにボールがぶつかる、たまたま曲がってくれたおかげで三年生に取られなくて済んだな･･･良かった

まだまだ集中力が足りない

「もっと強く」

拳を力強く握り直す、キシキシと痛む指と掌はまだ強く行けると訴えているようだ
本気はまだまだこんなものじゃない、勝つためには全力で楽しいだけじゃない

勝利への執着心と捕まえるという信念が必要

仲間に嫌われるのが怖い？
自分がうまくてなんでいじめられるの？

努力はしてる、君たちよりもだから上手い
君達みたいな弱いやつがするようなことはしない

私には相応しくない選択だから

変人速攻→←副主将

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