日向の幼馴染は陸上部です。First

月島蛍 ページ22

「はぁぁぁぁ･･･」

日「とぁ！」

「(かれこれ1時間、もう日が暮れてる)」

影「おら！今度は後ろだ！！」

「(最近私は影山さんとは顔を合わせられず、朝練は行かずに午後練で大地さんたちに教えてもらいました。
何やかんやあって･･････翔陽は認められたようです。)」

『君ら？初日に問題起こしたっていうの』

日「か、返せよ！！」

『小学生は帰宅時間ですよー』

「･･････誰？」

影「入部予定の他の1年か･･･でも身長いくつだ」

『ツッキーは188cmあるんだぞ！』

『山口、お前が自慢してどうするの』

『ごめんツッキー』

「えっと･･･ボール返してください」

日「そうだ返せ！」

月「取り返してみなよ」

「((ﾋｮｲｯ」

月「！」

山「でっ･･･ツッキーより大きい！？」

「すみませんすみません･･･はい日向」

日「おお！サンキュー！！」

月「･･･デカくて邪魔だし」

「((ｸﾞｻｯ」

日「あ･･･A！？」

月「鬱陶しい･･･ウザイ、謝らないでくれない？」

「((ｸﾞｻｸﾞｻｯ」

日「やめろぉ！！もうHPが無いんだぞ！？」

月「どうだっていいけど･･･君ら明日の試合勝たなきゃいけないんでしょ？
手抜いてあげよっか？」

影「･･･テメェが手ぇ抜こうが抜かまいが勝つのは俺だ」

「(またあんなこと言ってる･･･)」

山「君名前なんていうの？俺は山口忠！よろしく」

「ぁ･･･扇子鷲Aです」

山「ところで身長いくつ！？」

「えっと･･･192ですかね」

山「おぉー！？」

「(なんか落ち着く雰囲気だな)」

山「ごめんね、さっきは･･･ツッキーは悪い子じゃないんだけど」

「(保護者か)」

影「何だべってんだ！こっち来い！！」

「((ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ」

月「さすが王様笑笑」

影「おいその呼び方･･･」

日「大丈夫か、A！」

「平気･･･慣れてるから」

影「(何なんだこいつら)」

「か、影山さん･･･今日は切りあげましょう？」

影「･･･あぁ」

月「逃げるんだ王様ー、大したことないね」

「･･･あの、やめてくださいっ。影山さんは確かにバレーしか能がなくて授業中寝てて自己中心的なプレーしますけど」

日「オブラートオブラート･･･」

「あなたと違って･･･悪いことは言いません！」

月「だから？」

「え！？･･･あ、えっと･･････だからその」

月「(何こいつ)」

「影山さんがいるんで負けません」

月「！」

影「･･･早く行くぞ」

「はい」

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