一人だけ ページ9
なんなんだ･･･暗くて何も見えない
これは･･･なんだっ
暗い水中に1人で浮いていた
静寂･･････っ
『こんにちは』
「だっ･･･れ」
『私は＊＊＊＊ですよ、話を聞いて欲しくて来たんです』
「話･･･っですか？」
全身モザイクをかけられたような人だった
声の高さ的には女の人というのは理解した
ただなんだ･･･この懐かしい感じは
『地獄柱の話･･･さっき聞いていたわね、貴方にこんなこと押し付けるのは嫌だったのだけれど』
「押し付けるって･･･なにを？」
『やるべきことを』
「やるべきことっ？」
『そう･･･それは』
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ
壊れるような音がした
水中の底から手が伸びていた
紅く血にまみれた色
けれど拒むことは無かった
不思議と怖くなかったから
『あなたは＊＊＊＊＊＊と』
「なんて言った･･･聞こえなっ」
紅い手に掴まれて引きずり込まれる
暗い水の奥深くへ取り込まれる
しかしその手からは寂しさのようなものを感じた
「･･････て･･･きて･･･おきて！！」
「はっ･･･」
炭「起きたっ良かった･･･」
「ここは･･･？」
天井と炭治郎の顔が見えた
木製の天井･･･なんだのここは身体を起こして辺りを見回すと善逸や伊之助がいるのに気づく
炭「ここはしのぶさんの屋敷だ」
「そうか･･･なんでみんなここにいるんだ」
炭「しのぶさんが治療してくれてるんだ、それより大丈夫か？柱合会議で倒れてから丸一日くらい寝てたぞ」
「そうか道理で･･･」
ｷｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
腹が減ったと思った、私はベットを降りて何か食べるものを探そうと歩こうとした･･･が
脚に力は入らずフラッと前に倒れ込む
「･･････」
我「ちょっ生きてる！？」
「お腹がすきすぎて･･･力入らない」
？「どうかされましたか！？」
部屋に入ってきたのは二つ結びの女の子
テキパキとした動きをして私に駆け寄る
少し厳しそうな子だがこの際だからいい･･･
「腹が減った･･･なにか食べ物が欲しい･･･です」
？「決められた時刻でなければ食事は」
胡「大丈夫ですよ」
？「しのぶ様っ！」
胡「那田蜘蛛山へ行く前に朝食しか取ってないとの事なので、丸二日はご飯を食べないようですし･･･それに怪我はあまりしていないし食事をさせてすぐに移動させましょう」
？「わ、わかりました！すぐにご用意を」
炭「あの･･･移動って？」
胡「この子は煉獄さんが預かるとの事です」
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
