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「ぇっ･･･」
？「誰だ･･･」
杏「父上っ勝手ながら暫く預かることになっている隊員です。地獄柱の跡継ぎとされているのですが本人はそのことをよく知らない故、縁のある煉獄家で少しずつ教える所存です。」
？「地獄柱だと？今更なんでまた跡継ぎなんて･･･」
杏「それもまた詳しくわかり次第お話します。」
杏寿郎さんはこっちを見るとにっこりと笑って父親に挨拶をするようにと言わんばかりに前を向いた
私は畳の上に正座をして深く頭を下げた
「Aと申します、元炎柱様にお会いできて嬉しく思います。また暫くの間居座ることをお許しください」
？「･･･先代と同じで言葉は綺麗だな、誰に教わったか知らないが」
「御褒めの言葉として受け取ります･･･」
杏「では失礼します」
その言葉を合図に私も立ち上がり会釈をしてその部屋から出ていく
廊下の空気はひんやりしていて気持ちがよかったが･･･酒の匂いが流れてくる
杏「父上の機嫌が今日はいいみたいだな」
「そうなんですか･･･まあ別にいいですけど、御父上のお名前はなんですか？」
杏「煉獄 槇寿郎という、父上は母上のことを愛していたんだが･･･母上が病死してからあんな調子だ」
「気持ちはわかりますよ、大切な人を失うと･･･心に穴が空いてどこか寂しくなるんです」
杏「母上は素晴らしい人だった、強き者は弱き者を助ける為に有るのだと･･･人よりも才が恵まれた人はその力を世のため人のために使わなければならないとな」
「･･･そうですね、天から賜りし力で人を傷付けること、私服を肥すことは許されない･･･あたり前のことです」
杏「っ･･･」
「どうされました？」
杏「いや･･･まさかそんな言葉が返ってくるとは思ってもなかった」
「当然のことですから･･･弱き者を助けることは強き者の責務。私も幼少期に学びました、森で過ごすうちにやはり理解するものですから。弱い者は食べられる･･･そんな世界だったので」
杏「Aは母上と同じ言葉を一字一句間違えずに言えるのだな！」
「え」
杏「どちらの言葉も母上が言った言葉と全く同じだ･･･まさか生まれ変わりか！？」
「ないです、確実に」
言葉を完璧に否定する
杏寿郎さんは目を見開いていたが、すぐに笑う
杏「そこまで否定されるとは！まあいい、君が寝泊まりする部屋に案内しよう」
言われるがままに案内をされていく
襖を開けると中には千寿郎くんが布団をしていてくれていた
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
