先代･地獄柱 ページ13
「失礼ながら地獄柱について私は詳しく知らないんです。ご期待に添えず申し訳ありません･･･柱の皆々様はご存知のようですが、教えていただくことは可能ですか？」
杏「･･･先に口調を治そう！」
「えっ･･･」
杏「君の言葉は丁寧すぎる！確かに君からしたら目上の相手だろうが今は関係ないとしよう！もっと軽く行こう！軽く！」
「急に言われましても･･･」
杏「ではいつも竈門少年に話しているように話してみてくれ！」
キラキラと輝く山吹色の瞳は真っ直ぐで断ろうにも断れなかった･･･
深呼吸をして目を合わせないように相手を炭治郎だと思い話を切り出す
「･･･フゥ、杏寿郎･･･さん？地獄柱について知りたいんだけど･･･話してくれません･･･か？」
杏「それが最善ならばまあ良しとする！」
「よかった･･･」
杏「まさか下の名前で呼ばれるとはな！」
「えっあ、いや･･･ここの家の方はみんな煉獄さんなので･･･下の名前でなきゃと思いまして」
杏「言われてみればそうだな！」
ははははっ！と笑う杏寿郎さん
悪い人ではないのだが、悪い意味で威勢が良い人だ･･･
お茶に手を伸ばして一口ずつ飲んでいく
杏「うむ、それじゃあ地獄柱の先代の話からしていこう」
「先代･･･冨岡さんも先代をご存知でした」
杏「今の柱と俺達の前の柱はよく知っているはずだ、地獄柱･･･先代の名を鬼覚 小夜-ｷｶｸ ｻﾖ-という
君のように動物の毛皮を持っていたし、何より女性だった」
先代は女性だったのか･･･
鬼覚 小夜･･･か、名前を聞いてピンとくる訳でもないしな･･･。
動物の毛皮に関してはたまたまだろう
杏「そして君同様･･･鬼舞辻無惨に遭遇している」
「なっ」
杏「悪い話だが･･･鬼舞辻無惨に遭遇してから彼女の様子は変わった、そう･･･鬼に寝返ったんだ。何かを助言された、操られてるんだと周りは言っていたが･･･お館様は何も言わなかった、ただ一言。そうか、ありがとうとしか言わなかった。」
「だから･･･あの時に寝返ったら寝返ったでいいと言ったのか」
杏「大凡は･･･そして一度壊滅状態まで追い込んだということだ」
杏寿郎さんはお茶を飲んでいく
私は考えることが辞められなかった
先代の事を
「･･･先代の噂話とかはなかったんですか？」
私は質問を返した
そう、私は鬼の記憶が流れ込んでくることがある
それが先代にもあるとすれば、正しく跡継ぎなのだ
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
