兄弟 ページ37
「ぁ･･･」
思い出した
刀を受けた時に何か重なったと思っていた
門の前まで来てようやく、今まで抱えていた謎が解けた
実「気をつけて帰れよォ」
「あのっ！」
中に入ろうとした不死川さんの服を掴む
首だけ振り向き私を見る目つきは何処と無く似ていた
ずっと不思議だった
会ったことのあるような
似た誰かを見た事あるようなっ
やっと霧が晴れた、そんな気分だった
「不死川玄弥って貴方の兄弟ですか！？」
実「なっ･･･」
目だけを見つめた
驚いた表情を見せたがやっぱりと思ったのか頭をわしゃわしゃとかきあげる
ため息を着いたような音が聞こえた
実「･･･そんな奴知らねぇな」
掴んでいた手を振り払われる
少し･･･悲しそうな声でそんな事を言っていた気がした
なんで･･･っなんでそんなこと言うんだ
兄弟なら大事に･･･するべきじゃないのか
炭治郎と禰豆子みたいにっ
私は思わず背中にしがみついた
実「なっおい！離せっ！！」
「なんでっなんでそんなこと言うんですかっ兄弟じゃないんですか！？だったら禰豆子と炭治郎みたいに仲良くできないんですか！？」
実「っ･･･うるせぇな！関係ねぇだろうが！！」
「確かに関係ないですよ！事情があるとしてもわからないですよ！！」
実「なんなんだお前っじゃあ首突っ込むんじゃねぇよ！！」
「血の繋がってる人を･･･知らないですませないでください！」
何か私にとって癇に障った
知らないで済ませないで欲しかったのか？
それとも仲良くして欲しいのか？
わからないっ分からないけど
実「うるせぇな！俺に弟なんていねぇんだ！！」
子供のように私達はその場で争った
喧嘩と丸く言うには片付けられない
顔を殴り合い、青アザを作り･･･それでも収まらないかった
屋敷からでてきた使用人に止められて取り敢えずお互いに落ち着いた
「･･･すみませんでした」
実「チッ」
「なんでそんなに玄弥のこと嫌うんですか」
実「･･･」
「黙ってないでなんか言ったらどうです」
実「まだ殴り足りねぇか、あぁ？」
夜になってまだ私は不死川さんにグチグチと言っていた
頬は腫れ上がっていたが手当をしてくれたお陰で今はあまり痛くない
顔は少し赤くなっていたがこれもどうってことない
「･･･じゃあ貴方たちの間に何があったかだけ簡単に教えてください」
実「赤の他人に教える事はねぇよ」
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
