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貴方side
朝9時。
既にお兄ちゃんは登庁済み。
ほんっとに嫌だけど久々に降谷Aになってあげる。
警察庁。
まあ、普通に一般人が入れるところじゃ無いよね。知ってる。
でもここでお兄ちゃんに連絡しようものなら一発で退場。やっぱ直接ゼロに乗り込むしか無い。
流石に受付の人殺すわけにもいかないし。こっそり忍び込んでも怪しまれて怒られちゃうしな。お兄ちゃんの名前だしても知らんぷりだろうし。
どうするべきか。
貴『んー…と、お?あいつは…』
風見ではないか!なんで?警視庁じゃないのかい君は。あ、手に封筒持ってる。態々来てるってことは急ぎ?
急いでるってことは焦ってるって事。いつもより頭も緩いかな?
貴『風見さん?』
風「はい?」
貴『私のお兄ちゃんを知りませんか?急ぎの用があって。お兄ちゃんに私が来る事は伝えているんですけど生憎受付は聞いてないの一言で』
風「えっと…失礼ですがお名前は…」
貴『降谷Aですけど』
風「降谷さんの…!?ちょ、ちょっと確認してもよろしいですか?因みに歳は」
貴『18』
やっぱり久々の降谷は良い。いや、降谷を名乗るのは嫌だがこの素の話し方は落ち着く。
降谷姓で四宮のキャラも考えたがお兄ちゃんと似てる方が皆も信じるよね!
風「あ、降谷さんですか?突然すみません!はい、はい。あ、資料を…急ぎのものでして…直接持って行った方が早いと…はい…
それでご質問なんですが降谷さんに妹さんはいらっしゃいますか?
あ、いえ…降谷さんの妹を名乗る方がいらっしゃいまして…確かに実妹のようですね…あ、ええ…降谷さんに用事があると…」
あ、不味い。
私は風見から携帯を奪い取る。
貴『あ、お兄ちゃん?私A。その通り。今下にいるんだけど受付の奴らはどうも頭が固くて!え?いいから上がってこい?分かったー!じゃあ風見さんの資料も貰って来たらいいんだね!はーい!じゃ後でねー』
ブチっと電話を切る。あ、勿論お兄ちゃんの話なんか一切聞いてないよ!
貴『という事なので封筒借りていいですか?』
ここからは勢いだ。疑問を持つ前に押し切る!
風「え、ええ…」
貴『ありがとうございます!じゃあ行って来ますね!』
このやり取りをしてみていた受付の人からパスを貰いエレベータに乗りこむ。
地図を見ながら進むと目的地にたどり着いた。
貴『こんちにはー!お兄ちゃん!資料届けに来たよ!』
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明里香(プロフ) - 21話にも誤字がありました。「潰せまでは」ではなく、「潰すまでは」です。 (2018年11月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 14.5話にも誤字がありました。「良い国に帰る」ではなく、「良い国に変える」です。 (2018年11月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 11話に誤字がありました。「嗅がれた男」ではなく、「嗅がせた男」です。 (2018年11月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話にも同じ誤字がありました。 (2018年11月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 1話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年11月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アノー | 作成日時:2018年6月21日 23時