【名探偵コナン】私食べられないんです【降谷零/安室透】

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リクエストありがとうございます！
ではデート？の行き先は映画館という事で！
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安室side







貴『お！おお…！！こ、ここって！』

安「映画館です」

貴『は、初めて来ました…！感動…』

俺達は今映画館に来ている。映画館が初めてだとは…まあ、あの生い立ちではおかしい事は無いのだが…

きょろきょろと辺りを見回す彼女に愛しさを感じる。

安「今やっているのは…こんな感じですね。何にします？」

若い女子が好みそうな恋愛もの数本にアニメ系が数本…この辺りを選ぶのだろうな…

貴『……コレがいい…です』

安「…コレ！？」

思わず声を張ってしまった。予想外すぎたからだ。

貴『え、だ、駄目でしたか…ごめんなさい…あ、安室さんは何が…えっと…初めてで勝手がよく分からず…その…ごめんなさ…』

安「ち、違います！コレですね！分かりました！ただ驚いただけなんです！」

グ ロでホラーでス プラッタだとは思わなかったよ…
まさかの"エ○ソシスト"

それを嬉々として指差す彼女。
駄目。可愛い。








貴『安室さん！コレ！凄かったですね！凄く面白かった…！あの階段どうやって降りてるんでしょうか…今度やってみよう…！』

安「…そうですね！どうなっているんでしょう？」

映画怖かったし色々怖いけど笑顔で手を振っているAさんが可愛いからいいや。

怖くてきゃーとも真っ暗闇で手が触れ合う事も無かったけどその笑顔が見れただけでいいや。

今は彼女に幸せを与えたい。
その笑顔を守ってみせる。

この気持ちが何なのかは分からない。
いや、29歳。答えはもう出てる。認めたくないだけだ。

最初はただの保護対象。
可愛いと、愛しいと思うのも妹的な、娘的なものだった。

けど今回のお出掛け、デートを通して強く思った。

Aさん…







今はこの気持ちに蓋をする。
伝えるのは彼女が真の幸せを実感した時。

そう、

彼女が僕の料理に微笑む時。

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