【名探偵コナン】私食べられないんです【降谷零/安室透】

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貴方side









安室さんのお家にお邪魔して2ヶ月が経った。未だに手料理は食べられないが缶詰ならたべられるようになった。

安室さんの協力のおかげだ。

しかしここ1ヶ月まともに安室さんの顔を見ていない。完全に会わなくなってもう2週間だ。携帯も持っていない私は安否の確認すら出来ない。

また捨てられたのかな…って思ったけど安室さんはそんな人じゃないって思い返す。

彼は私を守ると言ってくれた優しい人だ。その優しさに泣きそうになるがそんな優しい彼を疑うなんて私なんかがしていいことじゃない。

そうなると今度は心配になってくる。もしかしたら何か危ない目にあってるんじゃないのか。探偵もしていると言っていた。どんな事をするのか知らないがもし危険な事をしているのなら？

因みに私は1人で家を出たことがない。つまり健康状態は不安だがここ1ヶ月家を出ていないということだ。

そうだ、まだ沖矢さんにありがとうを伝えてない。そろそろ帰ってきてるかも。子供達_コナン君にでも聞いてみようかな。

そう考えると少し楽になった気がした。

貴『よし！』

対人コミュニケーション能力も格段に上がったしもうある程度滑らかに話すことができる。まだ不安な事もあるけど彼らなら大丈夫だ。

まずはコナン君だ。毛利探偵事務所、確かポアロの上だっけ。その後沖矢さんについて聞いてみよう。

私は鍵を確認し扉を開け外に出た。
澄んだ空気に思わず頬が緩んだ。

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