4話 ページ6
貴『お、下ろして！！貴方悪い人！？私をまたあの生活に戻すっていうの！？
…もう誰も殺したくない…。殴られたくない…。痛いのは嫌……』
私の声が聞こえているのかいないのか彼は無視して歩き続けた。
沖「着きましたよ」
貴『何処…？大きいトコロ……』
沖「貴方の家です。No.004さん」
貴『No.004…』
自分が本名では無くこっちを名乗った癖にそう呼ばれるのは嫌だと思う。
かといって十数年前呼ばれていない本名を呼ばれるのもアレなものだが。
でも…
貴『A』
沖「はい？」
貴『…終夜Aって名前』
まあ此奴もお兄さんみたいだしね…
巻き込みたくないって言ったけど世界が違うことも分かったし取り敢えず組織は安心かな…？
私自体は安心じゃないけど。
傷つけたくない人が増えてしまった。
近くにいると絶対に傷つけてしまうこの個性。
名前伝えるくらいはいいかな…？
ただもう会えない覚悟で一人でいる方が楽。
個性を気にしないで生きていける。
私は汚れているし…ね。
沖「Aちゃん、お風呂入ります？」
貴『お風呂？』
そのあと私はご飯をいただき風呂に入った。勿論手袋はつけたまま。予備あるしね。プラスチックとか金属には生命が無いせいか作用しないけど万一がある。
確実に一人では無い今手袋を外すのは好ましく無い。
鏡に映る自分を見る。
貴『醜い…』
赤青鮮やかな痣。切り傷。火傷痕。言わずもがな足首には足枷の跡があり嘗て黒かった長髪はストレスにより真っ白になっていた。
貴『出ました…』
すると髪を乾かしましょう、と彼は謎の物体を持ってきた。
貴『何それ…』
沖「？あ、これですか？ドライヤーです」
続く (更新停止中)
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雪月花＊花鳥風月(プロフ) - とても面白いです！続きが早く見たいです！どうでもいいことですが、ちょっと文スト意識してますか？どの作品も好きなので楽しく読ませて頂きます。 (2018年12月6日 19時) (
レス) id: cc423caaa8 (このIDを非表示/違反報告)
りっくん - ヒロ●カもコ●ンも好きなんで…嬉しい！！ (2018年8月24日 17時) (レス) id: e3edd99389 (このIDを非表示/違反報告)
アノー(プロフ) - フレアさん» ありがとうございます！面白いだなんてとても嬉しいです！更新遅めですが精一杯書かせていただきます！楽しみにしてて下さい！笑 (2018年8月18日 16時) (レス) id: 7d7daaaf2e (このIDを非表示/違反報告)
フレア - 凄く面白いです！続きが楽しみです！ (2018年8月18日 16時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アノー | 作成日時：2018年8月9日 22時
