Business good friends2(J.T) (ページ17)

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「大丈夫っすか、おねーさん」

パタンと扉が閉まったと同時

風磨に頭をぽんぽんとされて気が抜けた。

『ごめん、ありがとう』

「…答えたくなかったらいいんだけどさ
Aってずっと樹のこと好きなの？」

『うん、実はね、拗らせてるでしょ』

あの状況を助けてくれて、尚且つ多少巻き込んだ風磨に嘘をつくなんて出来ない。

元々、彼には打ち明けようとしていたから

と思いながらも、

長年の自分の秘めていた想いを口にするには
多少の勇気がいた。

「まーじか。別に拗らせてるとは思わねぇけど

どーすんの？」

『あの質問は、何が正解だったの？
今も好き、って答えるべきだったの？』

逃れるように酔っ払ったフリをしたことも
おどけてみせたことも風磨にはお見通しだった様で

「俺も、アイツが何してぇのかわかんなくて
うまくフォローできなかった」

ごめん、と頭を下げるから
慌てて頭を上げるようにお願いした。