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『ねえ、樹
どうしよう』
お偉いさんの部屋を後にした私たちは
下の部屋でYouTube撮影の待機をしているみんなの元へ戻る。
「大丈夫だから、俺に任せて」
『ダメ、だよ。
樹だけの問題じゃないんだから』
足早にみんなの元へ行こうとする彼の手を引っ張って引き止める。
「元はと言えば俺のせいじゃん、
だから」
『樹』
一人で背負わないで、と私が声をかけると
彼は私から目を逸らす。
「ごめん…」
『樹のやろうとしてること、教えて。
それと、みんなに相談しよう。
私たちだけの問題じゃないでしょ』
私たちは、今回の記事のことを
メンバーに伝えた。
「あー、まあいずれは？
くると思ってたけど」
北斗の発言にみんな頷く。
彼らの反応は意外と薄くて
私たちは驚いた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2021年2月7日 22時
