ずっと前から好きでした。

#体育祭 ページ12

【 Aside 】



先生｢え〜、これから体育祭の出場種目を決めたいと思います｣

「「いぇ〜い！！」」

先生「川村、畠山、静かに」



新緑や若葉が輝き始めた5月上旬

体育祭の準備が始まった



先生「黒板に書いてある中から1人1種目選んで〜」



黒板に書かれた種目は
100m走
二人三脚
綱引き
大玉転がし
障害物競走
借り物･借り人競走




A「何にする〜？」

壱馬「100m走でしょ〜？綱引きでしょ〜？障害物競走でしょ〜？」

杏奈「凄い盛り上がりだね笑」

慎「だな笑」



運動しか取り柄のない私と壱馬にとっては、

体育祭は最大の見せ場


私の前の席の椅子を借りて逆座りしている壱馬は、

目を輝かせて種目を指折り数えている




杏奈「私障害物競走にしようかな〜、希望少ないし」

A「ん〜…、、私も出る！壱馬は？」

壱馬「やっぱ100m走でしょ！慎もな！」

慎「俺強制か笑」



そんなこんなで慎と壱馬は100m走、

私と杏奈は障害物競走に出ることになった




先生「去年と変わらず、体育祭実行委員は体育委員に任せます。
あと、クラス種目はリレー、男子種目は騎馬戦、
女子種目はダンスです。じゃあ今からリレーの順番決めて〜」



その言葉と同時に黒板前に集まったクラス全員

体育委員が中心となって考えていく

ちなみに2ｰ1の体育委員は





翔平「よぉしっ！1位目指して！やるぞっ！やるぞっ！やるぞ〜！！」



浦川 翔平


行事の時に関わらず盛り上げてくれる

クラスのムードメーカー的存在


けどダンスをしている時の真剣な顔はまるで別人


同じダンス部の慎と壱馬とも凄い仲良し





乃々華「ちょっと翔平！！…こりゃもう無理だわ笑」



山口 乃々華


ふわふわしてて、おっとりしてて

お料理大好きで女子力高め


また、乃々華の見せる笑顔は天下一品


同じチアダンス部の杏奈が仲が良くて私も仲良くなった



この2人も私たちと同じように

小さい頃からの幼なじみらしい


騒がしい翔平と落ち着いてる乃々華は

凄い相性が良いと思う




乃々華「やっぱり最後に速い人固めたほうがいいよね〜」

翔平「じゃあこちらのかずまこは！？」

乃々華「そうだね〜…あとAと杏奈かな」

壱馬「俺アンカー走る〜！」

慎「じゃあその前で」



"かずまこ"こと壱馬と慎は

壱馬がアンカー、慎がその前を走るみたい


慎にバトン、渡したいな


素直にそう思い、気づいた時には


「わ、私慎の前走る！」と口走っていた

終わり ログインすれば
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