ずっと前から好きでした。 (ページ6)

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【 Aside 】

校長「今日から新しい仲間を迎え入れての学校になりますけど…」

長い、長すぎる

最初は頑張って乗り越えようと思った

校長先生という名の壁も、

開始5分で乗り越えられないと察し、

現在に至る

いすに座って、うとうとしていると

隣から「ふふっ、」って笑い声が聞こえて

隣を見ると

口に手をあてながら笑っている慎がいた

名前順だから隣は慎だった…

すっかり忘れてた

慎「眠いんでしょ？笑」ｺｿｯ

A「うん、とっても、、…」

慎「やっぱり。最初、真剣に話聞いてたからおかしいと思ったんだよ」ｺｿｯ

A「最初は頑張ってたの、、…」

慎としゃべってる間も

うとうとしていたからか、慎が

「肩、貸そっか？笑」ｺｿｯ

って言ってくれて

今すぐにでも寝ちゃいそうな私は

「うん、、…」

慎にそう言って、意識を手放した

.

「おい、起きろ～」ｺｿｯ

感情はこもってないけど

いつも聞いてる

心地よい声

だんだん強く揺さぶられ、うっすらと目を開けた

慎「もうちょっとで終わるから」ｺｿｯ

A「…ん、、ありがと…」

慎「…って、おい。また寝る気かよ」

A「…んっ、いたっ…！」

揺さぶられた後は、ほっぺをつねられた

自分では起きてるつもりなのに

また寝てたみたい

やっと目が覚めて、少し上を見ると

慎の声が近くで聞こえて、

慎の顔が近くにあって、

慎の肩を借りていたことに気づいて

今考えると

すっごい恥ずかしい

けど、それとは裏腹にすっごい幸せな気持ちもある

だって好きな人の肩を借りて寝てたんだよ！？

そんなことを考えてたら

先生「え～、これで入学式を終わりたいと思います。」

先生の「起立。」という言葉で

周りのみんなが、がたがたいすで音を出しながら立ち始めた

私も一足遅れて起立をした