口は災いのもと ページ1
私は古畑A。青城の1年。
自己紹介をしろ、と言われたならそんぐらいしかできない。
だって、私には特徴がないから
喋るのも得意ではない、別に喋ろうとも思わない。
それに、可愛くもない。
明るくも、ノリが良いとも言えない。
そんぐらいの女だ、私なんて。
だから、私は必要最低限しか喋らない。
謝るときも私が悪くても悪くなくても「ごめんなさい」「すみませんでした」と言えば相手はいい気分になる。
まぁ、そんな性格だから私が嫌われるのも納得できる。
けど、暴行を受けるのはよく分からない。
これは謝っても止められることはない行為
いくら、殴られて暴言を吐かれようが私には知っちゃこっちゃない。
「っち…お前なんか言えよ!」
「お前みてーな奴がしゃしゃってマネージャーなんかしてんじゃねぇよ!」
「なんにも言えねぇのかこのくちなし!」
『口は災いのもと』そんなことわざがあるのは知っている。
けれども、喋らなくても災いは起きる。
『存在は災いのもと』なら、私はどうすればいいのでしょうか
神様、どうして私を人間という生物にしたのですか
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作者名:佐藤@くそメガネ野郎 | 作成日時:2017年9月25日 0時