【ハイキュー!!】マネージャーは今日も嘘をつく

９話 ページ9

『お疲れ様です』

「あぁA」


体育館に入れば

昨日と同じように
にっこり素敵な笑みを浮かべた大地さんに出迎えられた


「今日は遅刻しなかったな…部活は」

『もちろんですよ』


「部活は」と強調して言う大地さん

冷汗が止まらない、だけど、まだバレたとは限らな…


「お前今日何時に学校来たの？」

『ちゃんと８時前には学校に…』

「…え？」

『…ちょっぴり遅れちゃいまし…』

「お前のちょっぴりってのは入学式に出席できてないのな」

『…申し訳ございませんでした』


もう駄目だ


大地さんの目の前で土下座をかます

すると大地さんは私の前に座った


わぁ、にっこり笑顔が素敵です


「お前も今日は体育館に入れてあげない」

『へっ…』


気が付けば私は体育館の外に放り出されていた


「１回ちゃんと反省しろよ」


ガシャン！


それだけ言い残し音を立てて閉められたドア

あまりの出来事に思考停止

呆然と立ち尽くす


「…の〜…あの、あの〜…あのっ！！」

『は、はい』


突然頭に響いた大きな声に思わず肩が跳ねる

隣を見れば先ほど私が前を通り過ぎたとき
熱い視線を送っていた１年生君


オレンジ髪が眩しいです


「俺！１年の日向翔陽って言います！！
もしかしてここのバレー部のマネージャーさんですか！？」

『はい…東峰です…』


がっつき気味に自己紹介をするオレンジ君改め日向君に
引き気味に自己紹介をする


なんでこんなに元気なんでしょうか、良いことあったんですかね

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