【ハイキュー!!】マネージャーは今日も嘘をつく

４話 ページ4

『大地さん肉まんとガリガリ君奢ってくれるのですか…！？』

「肉まんだけな」

『えぇ、言ってることがさっきと違いますよ』

「最初から言ってない」


ケチな事を言う大地さんにブーイングをするも

素敵な笑顔で「文句あるか？」と言われたため

大人しく黙っておくことにした


「A、俺が奢ってやろうか？」

『え…！？』


ニッと笑みを浮かべ

顔を覗き込んできたスガさんの発言にテンションが上がる


『いいんですか…！？』

「今日だけなー！」

『キタコレ！！』


ガッツポーズを決め

にこやかな笑みを浮かべるスガさんにキメ顔(真顔)で一言


『今ならスガさんに飴ちゃんあげれます』

「ありが…とう…？」


私の一言に微妙な表情を浮かべるスガさん

すると隣にいた大地さんが「対価が可笑しいだろ」と言い放った


『…』


『何のことでしょう？』

「今の変な間はなんなんだ」


いや、少しだけ「あ、確かにそうかも」とか思ってませんから
決してそんなこと思ってませんからね


「ま、まぁまぁ、ありがとうA気持ちだけ貰っておくね」

『いえいえ、スガさんはホントにかっこいいですね』


親指をグッと立てれば
スガさんは照れたように指で頬を掻いた


『でも私は気持ちだけじゃ足りませんからね
物を貰わないとだめですよ』

「大丈夫だって、ちゃんと買ってあげるから」

『キタコレ…』


優しい先輩の心意気を噛み締めた放課後だった


ーー
(甘やかしすぎじゃないか？)
(まぁまぁ、日頃からAにはお世話になってるからさ)

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