【ヒロアカ】平和の象徴の妻２！【オールマイト】 (ページ9)

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妻と夫のドタバタページ9

「な、なんでありがとうなん…？」

シリアス展開から急に調子を崩されたAはひくりと口元を引き攣らせながらオールマイトを見た

「だってAはずっと我慢して、私の分もって市民を守ってくれていたんだろう？」

「お、おん」

「それに、こんな時だけど、Aが私に言ってくれたことも凄く嬉しかったんだ」

「そ、そうなんや…」

とりあえず嫌われたとかでは無いことにAはひとまずの安堵を覚えた

「…これからは、出来るだけ…出来るだけ俊典に隠さず言うようにするわ…」

「あ、約束できる自信が無いから出来るだけを２回繰り返していったねA！

…しょうがないけど、そこがAのいい所でもあるから、私はちょっとでも約束してくれたことが嬉しいから、分かったよ」

「ん、ありがとう」

微笑んで、Aの頬にキスをするオールマイトに擽ったさを感じながらも嫌がらずに受け入れる

すると急に、Aの手を握るオールマイトの力が強くなった

「…ところでA」

「ん、ん？」

声も少しトーンが上がっている

Aは知っている、こういう時のオールマイトの話はろくなことが無いと

「結局、昨夜はなんの夢を見たんだい？？？」

「え゛、もうその話は終わったんじゃ」

「終わってないよ！終わったのは私達夫婦の話で、今の問題は何にも終わってないさ！」

やっぱりしつこいなこいつは！！

てっきり夢の話は放ったらかしにされると思っていたが、助けたいと思う心が強いのか、心配心が凄いのか

Aですら頭の隅に追いやるほどの事を引っ張り出してきた

「もうええやろ！俊典は関係ない話やねんて！」

「あ！また関係ないとかいう！！その話をさっきしたばっかりじゃないか！！！」

「いや引っ張りすぎやろもういいやん夫婦の仲が深まりましたはいこの話終わりちゃうん！？」

「私が納得いかない！！！」

「理不尽な平和の象徴やな！

ほんま困るんむっ！？」

言い合いをしていくうちに、何故かAは雰囲気関係なしにオールマイトにキスをされた

「…なんで？」

「Aが言ってくれないなら、言ってくれるように頑固なAを素直にさせればいいかなって思って」

「おっと、そのアタシの服をまさぐる手をやめなさい俊典クン」

「…やめない♡」

「ちょっ、ほんままってって

ふぎゃぁぁぁ！！」