【ヒロアカ】平和の象徴の妻２！【オールマイト】 (ページ8)

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妻と夫ページ8

「ちょ、ちょっと待ってや

なんでそんな話飛ぶんよ」

「…」

苦しそうな顔でAの手を一生懸命握る

「俊典、俊典が心配する事なんかなんもないって、まだ正夢みたいなこと起こって一日しかたっとらんねんから、俊典がそんな思い詰めることなんてなんもないねん」

「でも、A

私が引退発表してから、タダでさえ頼ってくれることが少ないのに、更に自分で先々進んじゃうようになった」

「んな訳…ないやろ」

いや、事実だ

Aはオールマイトが腹部に大きな怪我を負ってからずっと考えていた

オールマイトの引退を

自分の夫が弱っていく姿の想像を

それは現実になってしまった

夢ではないが、正夢の様だった

それからAは
オールマイトに頼ることを出来るだけせず、自分の力で警察にバレないようにコソコソと人助けをしていた

怪我をしている我が夫が、人々を守る為なら自分の命をも投げ出す夫に無茶をさせないために

「Aは、嘘が下手だね。私だってすぐ気付くよ、Aが私を思って色々やってるってこと、私を頼らず進んでいくこと」

「…すまん」

嘘をつき続けても良くない

Aは正直にオールマイトに話すことにした

「あのな、俊典ーーー。」

ーー

自分がどんな思いでオールマイトを見てきたか、それでどう考えて行動してきたか

結婚してから溜めていた秘密を、Aはオールマイトに話した

オールマイトは話を止めることなく、ただAの話を頷いて聞いてくれた

「…ずっと、黙っとってごめん

でも、こんなん俊典に話したら、絶対俊典更に無茶するおもて、言えへんかった」

「…」

「やから、今回の夢の事も話さずに、何とか自分で解決しようとおもてたんや」

「そうだったんだね」

Aの言葉に深く頷いたオールマイトは

「A」

「…」

「ありがとう！！！」

「…へ？？」