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暖かい人達 ページ12

「稽古までもう少し時間あるから、とりあえず座って〜コーヒー出すね!」

「あ…ありがとうございます」

「ほら、A、座っていいぞ」

「万里くんも、ありがとう」

談話室に入り

多くの視線を感じながらAは

万里に案内されるままソファに座った

座り心地の良いソファだ


「ば…万里さんが女の人連れてきてる…」

「しかも、チャラい人じゃなくって」

「凄い美人な方です…!」

「さんかくー?」「三角ではねぇ」

「(す、凄い聞こえる…)」

Aは少し居心地の悪さと

聞こえる声に恥ずかしさを持ち

もじもじと重ねて膝の上に置いている手を絡ませた

そこに、いい香りがAの鼻を通る

「お待たせAちゃん、コーヒーどうぞ」

「ありがとうございますいづみさん…

(え…と、何処だろう)」

香りだけでは何処にコーヒーが置かれているか分からない

すると、万里がA、と声をかけ

手を掴んできた

「コーヒーここな」

「あっ…ありがとう万里くん」

「イーエ」

「「…」」

「…んだよオメェら」

Aに対する万里の行動に

談話室にいた全員が目を丸くした

あの、万里が

綺麗な女の子を、連れてきて

あまつさえ、めっちゃお世話して

なおかつ、メロメロやんけ…

という心情を揃って思っていた

そんな中、いづみが、先程のAへの万里の対応について質問をする

「Aちゃん…貴女って…視力障害者、なの?

あ、ごめんね嫌な事だったら答えなくていいから」

「いえ、むしろこっちから言うべきでしたのに、言っていただいてごめんなさい

いづみさんのおっしゃる通り、私は視力に障害を持っていて、見えません

先程万里くんにしていただいたように、サポートをしてもらわないと、かなり生活が難しい状態です」

「「!」」

「…」

万里はAの膝元をみた

Aの手は、膝上に置いてあるが、力をいれて拳を作っていて、震えていた

「A」

「Aちゃん…

…サポート欲しい時は何時でもいってね!!」

「…へ?」

Aが想像していたのとは、全然違う言葉だった

「そっすね!何時でも言ってほしいっす!」

「俺も!同じクラスだし何時でも頼ってね」

「…まぁ、監督が言うならサポートしたげる」

「…あり、がとう…ごさいます」

皆の暖かい言葉に

Aの緊張の糸は解れた

君に決めた→←はじめましてとお邪魔します



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紅葉-くれは- - めっちゃいい話しだった…(;д;) (2018年3月25日 0時) (レス) id: 42f83da7c4 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - 一言いいですか...。最高でした!!! (2018年3月24日 23時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続き気になります!更新頑張ってください♪ (2017年5月25日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お嬢(眼鏡野郎) | 作成日時:2017年5月23日 19時

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