ヲタクから成り上がった女 (ページ12)

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「Aちゃん！こっち！！」

と、お店の暖簾から顔を出して私を呼んでいる田中樹くん…

危機感ないのか…？と思いながら樹くんの方に南果と一緒に行くと予約の名前教えてなくてごめんね～と言いながらこれからここで飲むのであろう個室の前まで案内された。

『いえ、大丈夫です！こちらこそわざわざ迎えに来させてしまってごめんなさい…』

「全然いいし、そんな固くなくていいよ笑」
「ラフに行こうよ！！タメでいいし、樹でいいからさ～」

いや、、樹くんが緩すぎるんだけどな…
でもこう言ってくださるならいっか～

『じゃあ、タメで！呼び方は樹くんって呼ぶね！私のことも呼び捨てとかでいいよ～』
『あ、そして、こちら私の友人の来栖南果です！』

「こんばんは！来栖南果です。お誘いありがとうございます！」

「南果ちゃんね！俺は田中樹です！よろしくな！｣
「南果ちゃんもタメで、呼び方も樹とかでいいから！」

「あ、了解！じゃあ私もタメで樹くん呼びするね！」
「樹くんも私のこと呼び捨てでいいよ～」

何故か能天気に個室の前で挨拶してる私たち(^^;
部屋に入ってからでよかったかな…
まぁ完全個室だしガヤガヤしてるから問題はないんだけどね、、

まぁそんなことは置いといて今日は楽しみます！

なんて意気込んだ傍から樹くんから爆弾が投下された。

「あ、言い忘れてたけど、今日はSixTONESとSnow Manの合同飯会だから！男だらけでむさ苦しいけど楽しんでな！」

……は？

私たちに心の準備をさせてくれないまま、個室のドアが開けられた。

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