奪っていいかな【 JM 】 (ページ6)

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家に入ってからすぐだった。

何やら外で怒鳴り声と悲鳴のようなものが聞こえた。

なんだなんだ喧嘩か？とか思いながらドア穴を除くと、ジミンが見えた。

え？なんで？帰ったんじゃなかったの？
なんて思いながら外に出ると、まさにカオスってやつだった。

「ちょっ、何してんの！？」

まさかのジミンがミンジュンの胸ぐらを掴んで
壁に押し付けていた。

JM「 A…こいつがっ…！」

女「ね、ねぇ！ミンジュンのこと離しなさいよ！」

「は？」

よく見たら知らない綺麗な女の人も2人のすぐ隣に立っていた。

必死にジミンの手を離させようとする女の人。

あー、待って。状況分かっちゃったわ。

「 …ジミン、とりあえず手離して」

MJ「ほら、Aも言ってんだから離せよ！」

JM「 …くそがっ！」

ジミンは思いっきりミンジュンをアスファルトに投げ捨てた。

MJ「 Aちょうどよかった、助かったよ… 」

ヘラヘラ笑って私の頭を撫でてこようとする手を思いっきり叩いた。

MJ「 A…？」

「汚い手で私に触らないで」

MJ「ちょっと、え？何言ってんの？」

あぁ、そのとぼけたような顔も全部全部腹が立つ。

「さようなら、浮気男さん。その人とお幸せに」

そう言い捨てると、私はジミンの手を引いて自分の家へと戻った。

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