52 心のあるチワワ的な ページ8
『とりあえず、グルッペン様のところへ行こっか。』
「そう、っすね。じゃあ先輩呼んで来ないと。」
彼は立ち上がるとちょっと待ってて、と言って呼びに行った。
あー、ペ神に伝えといた方がいいよね
ベッドからおりてすぐ横の車イスに乗り、タイヤを回しながらペ神の仕事机へ向かいメモを書く
グルッペン様、か。彼はここに来てない唯一の人だ。来てないから悪いというわけではないけど、いつもは来てくれるのに、と思ってしまう自分がいる。
彼だって忙しい御人だ。私なんかに構っている暇はないのかもしれない。なんだろう、心の奥で何かが足りない。
kn「Aー！おはよーさんっ！」
ショッピ君がコネシマ様を連れてきたようだ。
おはようございます、と挨拶すると、おうっ！といつものバカでかい声(褒め言葉)が返ってきた。
『来てくださったばかりのところ申し訳ないのですが今、グルッペン様のところへ行こうかと思っていて…』
「おー、分かったで。じゃ、行くか！」
総統室に向かうため、車イスのブレーキをはずし、動かそうとするとあ、俺やる、ショッピ君が運転を変わってくれた。
意外と優しいなぁ。
『ありがと、ショッピ君』
「大丈夫」
「なんやA、ショッピとえらい仲良うなっとるやんけ！」
「先輩とは違うんで」
ショッピ君がコネシマ様を煽り、それにコネシマ様が喧しいわ！と答える。
「でもAが気楽に話せる奴ができて安心したわ。まあくれぐれもAを傷つけんよーにな。」
コネシマ様はそういって、いつもの大笑いではなく微笑んだ。
っそんな、私はコネシマ様にそんなことを考えさせてしまっていたのか。
彼は自分が私の気楽にいれる場所にはなれない、ということに気づいてながらも、そばにいてくれたとでもいうのか
あれだけ心が無いと言われている彼だが、内心ではこんなに優しい気持ちがあるのだ。
なんて暖かい人なのだろう。
そんなことない、とても気楽に話している、と言いたかったが、よくよく考えるとそんなこと嘘くさすぎる。伝わらないのがもどかしい。
そんなこんなで私たちは総統室の前に着いた。
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田那(プロフ) - 藍彩さん» 藍彩さんコメありです！ほんと嬉しいです！！更新遅くてすみません…(^^;)今日更新するので！！頑張ります…！ (2019年3月16日 18時) (
レス) id: 93fd3d14e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - コメ失礼します。このお話をずっと読ませていただいています!凄く好きです!これからも無理せず頑張ってください! (2019年3月16日 16時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
しの(プロフ) - 美希さん» 美希さんコメありです！告白ありがとうございますっ( *´艸｀)勉強もお話もすごくやる気が出ました！これからもよろしくお願いしますっ！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d5dba05dc9 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - コメ失礼します。田那さんの小説大好きです！勉強もお話更新も無理だけはしないで頑張って下さい！応援してます！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 1d811f58bd (このIDを非表示/違反報告)
田那(プロフ) - 蒼乃*さん» 蒼乃さんコメありですっ！しょ、初期から今までずっと読んで下さってる！？ありがとうございますっ！さらに告白まで…！(*´Д｀*)無理はしないようこれからも頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 2492527272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田那 | 作成日時：2018年11月29日 19時
