71 異国の兵士的な ページ27
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「おはよ、外道丸」
俺は愛馬の外道丸に声をかけながら撫でる。
外道丸は頭がいいからね、ちゃんと返事をしてくれる。
昨日、戦争することに決まった。
みんなほんと好きだよね、目がギラギラしてんだもん。
あと半年、か。
ま、俺はいつも通りに過ごすだけなんだけど。
あ、部屋にお茶忘れた。
面倒だけど取りにいくか。
ばかデカい要塞の廊下を歩く。
ここは住居棟だから起きたばかりの使用人たちがたくさんいる。
横を通る度に俺に頭を下げて行く。
いつも大変だな。そんなことしなくてもいいって俺は思うけどそれが使用人だから、ってAが言ってたな。
「A、か……」
「A様がどうかなさったのですか、ひとらんらん様？」
「いや、なんでもないよ……え、？」
つい返事をしてしまったが、この声幹部じゃないし、様付け？
振り返ると我々軍兵士の服装に、どことなく見たことのある、タレ目な美形の顔。
「お久しぶりです、ひとらんらん様、翠です。」
そういってスイは軽く頭を下げる。
「翠、？なんでここに！？なんの任務だ、まさか我々国に喧嘩を売るつもりじゃないだろうな？」
「ふふ、そんな馬鹿なことしませんよ。」
翠は、俺の産まれた国、ヒルタ国の潜入部隊の隊長。
俺の数少ないあの国の友人だ。
「この前帰った時にいないと思ったらまさかここにいたとは…
その服は、遠距離射撃隊、だな。なんのために…」
「言えるわけないですよ。でも安心してください、誰かに危害を加えるつもりはありませんよ。この国には大変お世話になってますから。」
「じゃあなおさらなんで…」
『あ、ひとらん様……と遠距離射撃隊の方、？』
「A…」
後ろからAが話しかけてきたみたいだ。
今の話は…聞かれてはないか。
そうか、翠の部隊は遠距離射撃隊。
Aの部下、だけどそんな端くれまで覚えてはないか…
「始めましてA様。私、遠距離射撃隊に所属しております、スイと申します。以後お見知り置きを。」
『あっ、始めまして、Aと言います。ご存知でしょうが、隊長を勤めさせて頂いてます。今年入られた方、ですかね？また練習に顔を出しますのでよろしくお願いします。
それと、お話を中断させてしまい申し訳ありません。』
「いえ、もう去ろうとしていたところなので大丈夫です。では、失礼します。」
そう言い、礼をして翠は立ち去っていった。
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ショッピさん一周年おめでとうございます！！
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田那(プロフ) - 藍彩さん» 藍彩さんコメありです！ほんと嬉しいです！！更新遅くてすみません…(^^;)今日更新するので！！頑張ります…！ (2019年3月16日 18時) (
レス) id: 93fd3d14e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - コメ失礼します。このお話をずっと読ませていただいています!凄く好きです!これからも無理せず頑張ってください! (2019年3月16日 16時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
しの(プロフ) - 美希さん» 美希さんコメありです！告白ありがとうございますっ( *´艸｀)勉強もお話もすごくやる気が出ました！これからもよろしくお願いしますっ！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d5dba05dc9 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - コメ失礼します。田那さんの小説大好きです！勉強もお話更新も無理だけはしないで頑張って下さい！応援してます！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 1d811f58bd (このIDを非表示/違反報告)
田那(プロフ) - 蒼乃*さん» 蒼乃さんコメありですっ！しょ、初期から今までずっと読んで下さってる！？ありがとうございますっ！さらに告白まで…！(*´Д｀*)無理はしないようこれからも頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 2492527272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田那 | 作成日時：2018年11月29日 19時
