55 公式新メンバー的な ページ11
A side
グルッペン様が医務室に1度も訪れなかったのは、自分が私を傷つけてしまったという罪悪感と、それを事実を受け止めたくないという気持ち、申し訳なさだった。
彼から、こんな言葉を聞く日が来るなんて思っても見なかった。
彼なりに全てを教えてくれたことがとても嬉しい。
ショッピ君やコネシマ様たちと同様に、私は彼を責める気はなかった。
だからどうこう、って訳ではないけど、やっぱりグルッペン様にお見舞いに来て欲しかったなぁ、なんて。
総統室を出るとショッピ君がいた。
どうやら待ってくれてたみたい。
「なんか嬉しそう」
思っていることが顔に出やすいのかもしれない、図星を付かれてしまった。
いやけど、顔見ただけで分かるってすごいな
『えっ、顔に出てる！？』
「いや、嘘やけど……図星？」
う、嘘ですか、なんか恥ずかしい……
『ほ、ほら、リハビリ室行こう』
その後リハビリ室へ行った。
この前と比べて少しだけ、筋力がついた気がする。
歩行器を使えばゆっくり歩くことができるが、すぐに足が重くなってしまう。
頑張ってはやく動けるようにならなければ。
少し休憩しているとインカムから声がした。
この音はグルッペン様のだ。
「今から30分後に、報告会を行う。幹部は会議室に集まってくれ、ショッピとAは部屋で待機だ。」
私とショッピ君は待機、か。
トントン様のところへ書類でも貰いに行こうかな。
私は監視カメラの奥にいるであろうロボロ様にむかってOKサインをした。
『ショッピ君、今から幹部が会議するそうだから部屋で待機だって。』
了解です、といって私の車いすを押そうとしたがそれを止める。
『私、トントン様のとこへ行ってくるから』
「分かった」
トントン様の部屋に行き、書類を受け取り部屋へ戻り、早速進めた。
時間はちょうど会議が始まった頃だろうか。
みんなは、どう思っているのだろう。
会議が終わったらしく、私とショッピ君は会議室に呼ばれる。
みなさんが私の姿をみて優しい声をかけてくださる。
こんな使用人の端くれにまで気を遣ってくれる、なんて優しいのだろう。
ありがとうございます、と定位置に着く。
「先ほどの会議でショッピが正式に我々国幹部に任命された。」
我が総統の口からは嬉しい言葉が発せられた。
「ありがとございます。」
そしてその夜、宴がひらかれた。
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田那(プロフ) - 藍彩さん» 藍彩さんコメありです！ほんと嬉しいです！！更新遅くてすみません…(^^;)今日更新するので！！頑張ります…！ (2019年3月16日 18時) (
レス) id: 93fd3d14e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - コメ失礼します。このお話をずっと読ませていただいています!凄く好きです!これからも無理せず頑張ってください! (2019年3月16日 16時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
しの(プロフ) - 美希さん» 美希さんコメありです！告白ありがとうございますっ( *´艸｀)勉強もお話もすごくやる気が出ました！これからもよろしくお願いしますっ！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d5dba05dc9 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - コメ失礼します。田那さんの小説大好きです！勉強もお話更新も無理だけはしないで頑張って下さい！応援してます！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 1d811f58bd (このIDを非表示/違反報告)
田那(プロフ) - 蒼乃*さん» 蒼乃さんコメありですっ！しょ、初期から今までずっと読んで下さってる！？ありがとうございますっ！さらに告白まで…！(*´Д｀*)無理はしないようこれからも頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 2492527272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田那 | 作成日時：2018年11月29日 19時
