占いツクール
検索窓
今日:8 hit、昨日:141 hit、合計:21,369 hit

夜の血3【ut】 ページ48

あれから1週間は経っただろうか。
私はずっと部屋に篭っている。
誰かが扉の前まで来ることはあっても、誰も入ってこようとはしなかった。

そんなある日のこと。

ダクトから彼が降りてくる。

ゾ「……」

「ゾムまで…何…しにきたの。」

ゾ「誰やお前」

「え…」

顔を上げると、最初に会った時と同じ目をしていた。
殺気に満ちた、目だけで人を殺すような。
そんな瞳をしていた。

ゾ「俺はお前なんか知らん」

「何言って…」

ゾ「俺の惚れたAはもっと凛々しかった。
誰よりもかっこよくて、誰よりも美しくて。誰よりも可愛かったんや。
今のお前はなんや。屍でしかないやん。そんなん、生きてるって言えるん?」

「っ…勝手に過大評価しないで!それはあなたの妄想でしかない!今の私が私なの…」

ゾ「ふざけんなや!甘ったれんのもええ加減にせえよ!!」


あれ…ゾムってこんな顔してたっけ…

ゾ「俺はそない腑抜けた女なんぞに惚れたりせえへんわ!
お前は今そうやって全てを跳ね除けて全てを捨てようとしとるんがわからんのか!!」

「っ…だって…また!また傷つけたら…」

ゾ「もしもの話なんぞしとらんわ!!
そしたらそん時はそん時や!!怪我させたらまずはごめんなさいやろ!!」

その通りだ。
すごく当たり前な、子供でもわかることを説教されているんだ。

「…ふふ」

ゾ「!?な、何わろてんねん」

「説教してくれる人がいるって幸せなんだなって。」

家族に。友達に、説教されるなんて初めてだ。
それが怖いのに嬉しくて。

「ゾム。迷惑かけてごめんなさい。
叱ってくれてありがとう。」

ゾ「……俺も、感情的になって…悪かった…。」

正直鬱に会うのは怖い。
酷いことを言ってしまったから。
もう会ってくれないかもしれない。

時計を見る。
まもなく正午。
いつも彼が顔を出す時間に彼は……









コンコンッ

来てくれた。

夜の血4【ut】→←夜の血2【ut】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定キーワード:wrwrd , 短編集 , 我々だ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雨々(プロフ) - るぅうぃさん» おっと…大変失礼致しました。お手数おかけして申し訳ないのですが、どこのお話か教えて頂いてもよろしいでしょうか… (6月22日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
るぅうぃ - 誤字ってました 暗い録画って暗い廊下では...? (6月22日 18時) (レス) id: 52a6e6729c (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 雨々さん» いえいえいえいえ!!お返事なんて忘れても大丈夫ですよ!私も遅れてしまいましたし…すいません!でも、みれてよかったです!ニヤニヤしてます! (6月9日 13時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - すみれいんさん» すみれいん様!!返信し忘れておりました…。申し訳ございません…。おお!そうですか!!良かったです( ´ω` ) (6月4日 21時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - お久しぶりです!設定をいじったらもーそーばこ。が見れるようになりました!!ご心配をおかけしてすいません!!! (6月4日 21時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。