検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:49,223 hit

休憩にしましょう2【tn】 ページ4

コンコンッ
中から「誰や」と言われたので
「私です。入ってもいいですか?」と聞くと
「A…?ええよ」と答えられる。

以前よりはクマが薄くなったような気がする。
と言っても、気がするという程度なのだ…。
また無理をしているのではないかと不安になる。

ト「前に入ってきた時とおんなじ入り方やな」

「そうでしたか?よく覚えてましたね」

ト「あん時はホンマにありがとうなぁ。で、今回はどないしたん?」

書類を書くのをやめ、体を伸ばすトントンさん。
体の至る所からボキボキッとすごい音がした。
首を捻るとゴキッという音がする…。

「休憩にしましょう?」

ト「……せやなぁ。今度は強制的に眠らされるかもしれへんしな」

「しませんよ、多分。」

多分てなんやねん。と軽くデコピンをされる。
私はトントンさんに一言断りを入れ、急須を借りて暖かいお茶を淹れた。

ト「はぁ…ええわぁ。
Aちゃんの淹れたお茶美味いな。」

「ありがとうございます。
今回は何日寝てないんですか?」

ト「まだ一日や。でも安心せえ。今夜はちゃんと寝る。」

どうやら明日は久しぶりに休みらしい。
確かに普段よりは圧倒的に書類の山が少なかった。

ト「時々Aちゃんが手伝ってくれるしな。
それに鬱先生も遊びに出かけんくなったし。
ほんま感謝してもしきれへん」

「私は大したことしてませんよ。」

ふふっと笑うと「ほんまよう笑うようになったなぁ」と言われた。
そんなに笑ってるかな…。




ト「ふぅ〜…。さて、もうひと踏ん張りやな。
ありがとうなぁ。Aちゃん。
またお茶淹れてくれへん?」

「もちろんですよ。お邪魔しました。」

ペコッと頭を下げると手を振ってもらえた。

休憩にしましょう3【kn.zm.sho】→←休憩にしましょう【gr.os.em】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 短編集 , 我々だ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

すみれいん(プロフ) - 暗い録画…の誤字って『不安を溶かす温もり【ut】 』の携帯で読むと17行目?のやつてすかね。お久しぶりのコメントがこれですみません。やっぱりこのおはなしいいですねぇ…! (5月29日 4時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - るぅうぃさん» おっと…大変失礼致しました。お手数おかけして申し訳ないのですが、どこのお話か教えて頂いてもよろしいでしょうか… (2019年6月22日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
るぅうぃ - 誤字ってました 暗い録画って暗い廊下では...? (2019年6月22日 18時) (レス) id: 52a6e6729c (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 雨々さん» いえいえいえいえ!!お返事なんて忘れても大丈夫ですよ!私も遅れてしまいましたし…すいません!でも、みれてよかったです!ニヤニヤしてます! (2019年6月9日 13時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - すみれいんさん» すみれいん様!!返信し忘れておりました…。申し訳ございません…。おお!そうですか!!良かったです( ´ω` ) (2019年6月4日 21時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。