35話 ページ37
雨の時期がまもなく終わる。
昼間は少し暑さがあり、逆に夜は少し肌寒い。
今は黄昏時。
窓辺に腰をかけ外を眺める。
コ｢おっしゃシャオロン！！
ラスト1回行くぞぉ！！｣
シ｢ちょ！まだやるん！？｣
コ｢当たり前や！！ほらほらいくでぇ！！！｣
外ではコネさんとシャオさんが楽しそうに模擬試合をしていた。
と言っても既に5回戦目に突入しており、シャオさんはだいぶ疲弊していた。
ゾ｢ﾁｯｽ！｣
｢うぉ！？ゾムさん…心臓に悪い……｣
上から突然ゾムさんが降ってきた。
待って？何階から飛び下りてきたんだろう…。
ゾムさんは窓を開け中に入ってくる。
ゾ｢んふふ。ええ顔見れたわぁ。｣
｢ほんとにゾムさんは……。
さっきロボロさんが探してたよ。｣
ゾ｢ロボロが？なんやろ。
A暇か？一緒に行かん？｣
｢いいよ。やること無くてどうしようって思ってたから。｣
ロボロさんの部屋の前に着く。
私はノックをしよう……
としたのだが、先にゾムさんが勝手に入室する。
ロ｢うぉ！？ゾムか！びっくりしたァ｣
ゾ｢ロボロもええ反応するわぁ。｣
楽しそうに笑うゾムさん。
はぁ…と大きなため息を吐くと、｢あ、Aさん。ゾム連れてきてくれてありがとうなぁ。｣と微笑む。
ロ｢せや！Aさんにも渡したいもんがあったんや！｣
｢渡したいもの、ですか？｣
ロ｢これやこれ！！｣
ロボロさんが持ってきたのは黒い小さい箱。
開けてみると…
｢ピアス、ですか？｣
ロ｢ピアス型のインカムや。
出来るだけ軽量化し、さらにバレにくい。
磁石で挟むタイプやから穴開けんでも平気なんや。｣
赤く輝く小さなインカム。
本当にインカムなのか…と付けてみると、ロボロさんの声がインカムから聞こえた。
｢すごい…！ありがとうございます！｣
ロ｢喜んでもらえてよかったわぁ。
ゾムにもあるで。｣
ゾムさんには緑色の同じようなインカム。
うーん似合うなぁ…。
ロ｢せや、Aさん。鬱先生に会うたら渡しといてくれへん？｣
先程のものと同じような黒い箱。
中からラピスラズリのような深い青色のピアスが光り輝いていた。
｢わかりました。渡しておきますね。｣
ロ｢お願いしますわぁ。｣
ロボロさんの部屋を出ると、彼のいるであろうバルコニーへと向かうことにした。
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雨々(プロフ) - あんこさん» あんこ様。ご指摘ありがとうございます！訂正させていただきます…。大変失礼致しました。 (2019年5月20日 1時) (
レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あのぅ、9話のアイフォート、じゃなくて、アイホートじゃないですか？ (違ったらすみません) (2019年5月19日 22時) (レス) id: 9d9eb47659 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» ありがとうございます！！やはり鬱先生にはその気質があるように思えるのです…。これから番外編でもそんな感じの先生を書いて行きたいな…と考えておりますw (2019年4月10日 23時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 完結おめでとうございます！関係ないですけどMな鬱先生にピーーをしてから<自主規制>して<自主規制>にｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞして真っ赤な顔にピーした…おっと誰か来たようだ (2019年4月10日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 琴葉さん» ありがとうございます！！グダグダの文章で読みにくくてすみませんでした…！ファン！？ありがとうございます！！泣 (2019年4月10日 22時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2019年4月5日 15時
