34話 ページ36
鬱｢だっさいわ……ほんま。｣
なんとか落ち着きを取り戻した鬱先生。
だが耳はほんのりと赤いままだ。
鬱｢ねぇ、Aちゃん。｣
｢なんですか？｣
鬱｢…こういう事言うんはあれなんやけど…。
Aちゃんの事惚れさせたるから｣
｢はっ…え！？｣
さっきの仕返しと言わんばかりの悪戯っ子のような笑顔を向けられた。
今度はこちらが赤くなる番だった。
鬱｢せやからデート行こう！｣
｢デ、デートですか？｣
鬱｢嫌…？｣
嫌じゃない。むしろ嬉しいけど…
俯いていると心配そうに名前を呼ばれる。
｢私、元暗殺者ですよ？｣
鬱｢知っとるよ。｣
｢ほかの女性みたいな魅力はないんですよ？｣
鬱｢Aちゃんは可愛ええよ。｣
｢…可愛いものが好きでも甘いもの好きでもないんですよ。｣
鬱｢自分の事しっかりと予め教えてくれるんはありがたいわぁ。
それなら甘くない美味しいもん食べにいこうな。｣
｢っ………｣
鬱｢他にはないん？｣
ニコニコしながら楽しそうに聞く鬱先生。
この人ほんとに…！！
｢めんどくさくないんですか？我儘で…｣
鬱｢んーん。自己分析できるしっかりした子やなって思うで。
Aちゃんはもっと我儘言ってええんやで｣
｢うっ……ごめんなさい…。｣
鬱｢ええんよ。前にも言うたやろ。
ちゃんと謝れる子は好きやって。｣
頭をふわりと撫でられる。
優しく撫でる暖かい手が気持ち良くて、思わず目を瞑り擦り寄ると手がピタリと止まる。
不思議に思い鬱先生を見ると顔を赤くしそっぽを向いていた。
｢鬱先生？｣
鬱｢っ〜…！あかんやろ今の！ずるいわ…！｣
｢何がですか？｣
1人悶える鬱先生に｢？｣と首を傾げるとさらに悶え始めた。
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雨々(プロフ) - あんこさん» あんこ様。ご指摘ありがとうございます！訂正させていただきます…。大変失礼致しました。 (2019年5月20日 1時) (
レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あのぅ、9話のアイフォート、じゃなくて、アイホートじゃないですか？ (違ったらすみません) (2019年5月19日 22時) (レス) id: 9d9eb47659 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» ありがとうございます！！やはり鬱先生にはその気質があるように思えるのです…。これから番外編でもそんな感じの先生を書いて行きたいな…と考えておりますw (2019年4月10日 23時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 完結おめでとうございます！関係ないですけどMな鬱先生にピーーをしてから<自主規制>して<自主規制>にｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞして真っ赤な顔にピーした…おっと誰か来たようだ (2019年4月10日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 琴葉さん» ありがとうございます！！グダグダの文章で読みにくくてすみませんでした…！ファン！？ありがとうございます！！泣 (2019年4月10日 22時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2019年4月5日 15時
