2話 ページ3
｢仲間に迎えたい｣
そう告げられ3日になる。
私はと言うと、手錠をかけられ牢獄へ…
なんてことは無く
ふかふかのベッド
本棚や机もあり
窓からの景色は見晴らしのよい
鍵のない部屋で過ごしていた。
｢…優遇されすぎじゃありません？
私ここのトップを殺しに来たんですよ？｣
ベッドに腰をかけた私は目の前の暇を持て余した男に向けて言葉を放つ。
ゾ｢ん〜…。グルさんが仲間にしたいんや！って言うたからなぁ…。｣
ペン回しの要領でナイフを器用に回すゾムさん。
そしてその隣には少し小柄な男がいた。
顔は｢天｣と書かれた布で隠されている。
ゾム｢まぁ、仲間になるかもしれへん奴をぞんざいに扱うなんて出来へんしな。｣
？｢よく言いますよ…。真っ先に監獄に連れていこうとしてはったやないですか。｣
ゾム｢喧しいわロボロ。｣
ロ｢それに、女性を監獄に入れたなんで聞いたら大先生が黙っていないやろ。｣
せやなぁ…と気の抜けた返事をするゾムさん。
私抜きで話が進められていく…。
こうして見ていると、本当に私の背後を取った人なのかと疑いたくなる。
だが、談笑している今でさえ一切の隙は無かった。
｢もし、仲間に入りたくないって言ったらどうするんですか？｣
ロ｢さあ。でも、この国から出るって言うのは難しいと思いますよ。｣
｢では投獄でもしますか？｣
ロ｢いやいや、投獄なんてせぇへんよ。
そんな事で大先生に怒られるの嫌やもんめんどくさい。｣
さっきから話に出る｢大先生｣とは誰なんだ…。
余程の権力者なのだろうか…。
ゾ｢素直に俺らの仲間になればええやん。命狙われとるんやったら俺らが守ったるし。デメリットはないと思うで。｣
確かに…。色々なところに身を置いてきたせいで命を狙われていないと言ったら嘘になる。
ここの方が安全なのかもしれない。
｢守るて…お前の方が1番危ないやんけ｣と呟いたロボロさんに黒いオーラを出しつつ｢やるか？｣と睨みを利かしている。
やがて喧嘩になりかねない程の言い合いになっていく。
｢あ、えっと…お二人共……｣
ﾄﾝﾄﾝｯ
？｢失礼致します。て…ちょっと御二方。何をしているんですか。女性の前で醜い争いを披露しないで頂きたい…｣
ロ｢お、エミさんやん。どないしたん？｣
？｢自己紹介も兼ねてご挨拶に伺ったんですよ…。｣
エミさんと呼ばれた人は、こちらを見るとニコッと微笑み自己紹介をした。
エ｢初めまして。エーミールと申します。どうぞお見知り置きを｣
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雨々(プロフ) - あんこさん» あんこ様。ご指摘ありがとうございます！訂正させていただきます…。大変失礼致しました。 (2019年5月20日 1時) (
レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あのぅ、9話のアイフォート、じゃなくて、アイホートじゃないですか？ (違ったらすみません) (2019年5月19日 22時) (レス) id: 9d9eb47659 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» ありがとうございます！！やはり鬱先生にはその気質があるように思えるのです…。これから番外編でもそんな感じの先生を書いて行きたいな…と考えておりますw (2019年4月10日 23時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 完結おめでとうございます！関係ないですけどMな鬱先生にピーーをしてから<自主規制>して<自主規制>にｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞして真っ赤な顔にピーした…おっと誰か来たようだ (2019年4月10日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 琴葉さん» ありがとうございます！！グダグダの文章で読みにくくてすみませんでした…！ファン！？ありがとうございます！！泣 (2019年4月10日 22時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2019年4月5日 15時
