16話 ページ17
お茶会から三日後。
久しぶりに青い空が広がった。
外に出ると少し湿った香りの風が吹き、木々は夏を迎える準備のため緑に染まり始めている。
エ｢お待たせ致しました。行きましょうか。｣
水溜まりにお気をつけください。と足元を示す。
こういう紳士的なところもこの人の魅力なのに…
何故…童○なのか……。モテそうなのに…。
街は活気に溢れていた。
若者も、眉雪も、男も女も。
皆楽しそうに笑いあっていた。
｢今朝取れたばかりの果実に野菜だよ！！｣
｢新鮮な鶏肉が入ったよォ！！買った買ったァ！！｣
｢そこのお嬢さん！！これなんかお似合いなんじゃないか！？｣
｢すごい……｣
エ｢人が多いですから、離れないように着いてきてくださいね。｣
｢あ、はい。｣
人混みをかき分け進む。
市場のようなお店が多いと思っていたが、中心部に向かうにつれコンクリの建物が増え始めた。
洋服屋さん、ケーキ屋さん、喫茶店など。
様々なお店を眺めていると、細い道の奥には少し薄暗い雰囲気の建物が連なっていた。
｢エミさん、あっちは…｣
エ｢そちらへ行ってはいけません。｣
｢何故ですか…？｣
エ｢そ…そちらは…｣
エミさんが頬を染め気まずそうに顔を逸らした。
もう一度そちらの方を見ると…
｢あれ……鬱先生、ですか？｣
エ｢え！？あの人…ほんままた……｣
金髪の綺麗な女性の腰に手をやりながらひとつの建物に吸い込まれていった。
その瞬間、その先はなんなのかを察した。
｢なる……ほど…。｣
エ｢…行きましょう。｣
綺麗な女性。
鬱先生には、お似合いだなぁ…なんて思いながらその場を去る。
何故かその光景が頭にこびり付いて離れなくなった。
｢……？｣
何故そんなことが気になるのだろう。
鬱先生と特別仲がいい訳では無い。
女性に対して優しい鬱先生だもの。モテるのは当たり前だろう。
今まで見たこともない出来事だったからだな。
と、自己解決させることにした。
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雨々(プロフ) - あんこさん» あんこ様。ご指摘ありがとうございます！訂正させていただきます…。大変失礼致しました。 (2019年5月20日 1時) (
レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あのぅ、9話のアイフォート、じゃなくて、アイホートじゃないですか？ (違ったらすみません) (2019年5月19日 22時) (レス) id: 9d9eb47659 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» ありがとうございます！！やはり鬱先生にはその気質があるように思えるのです…。これから番外編でもそんな感じの先生を書いて行きたいな…と考えておりますw (2019年4月10日 23時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 完結おめでとうございます！関係ないですけどMな鬱先生にピーーをしてから<自主規制>して<自主規制>にｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞして真っ赤な顔にピーした…おっと誰か来たようだ (2019年4月10日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 琴葉さん» ありがとうございます！！グダグダの文章で読みにくくてすみませんでした…！ファン！？ありがとうございます！！泣 (2019年4月10日 22時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2019年4月5日 15時
