【ぐるたみん】私と心の居場所とは？【歌い手】

それなら… ページ16

父親が帰ってきたのは四日後
土曜日だった。

嘘つき
三日じゃないじゃない


貴｢なんで私が学校やめなくちゃいけないの？｣

父｢それしか言えねぇのかお前は…｣

貴｢それしかって、大事なことでしょ！？｣

父｢転入先は俺の学校。女子しかいないし真面目なやつしかいない。これで夜お前が遊びに行く必要がなくなったな｣

貴｢夜って…。あの日のこと言ってるの？｣

父｢悪い友達でもできたんだろうなー。
俺の評判下げるような真似しやがって！！
なぁ！教師の娘は夜中遊びに行ってます！？
一緒に行った奴連れてこいよ。俺が説教してやるから｣


…ひどい。
美輝のこと…悪い友達だなんて


貴｢…ない｣

父｢あ？｣

貴｢美輝は悪い友達なんかじゃない！！何も知らないくせに！家にいないくせに私のこと知ったように！｣

父｢おい。父親に向かって何だその口は！！｣


貴｢あんたなんか父親なんかと思ったことない！｣

ダッ！

父｢おい待て！！｣


バタン！！



最低！最低！！最低！！！
美輝のこと悪く言うなんて。

私のこと何も知らないくせに！


だったら





こんな家





誰も愛してくれない家






出てってやる…

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