参拾伍頁目 ページ35
そう簡単に面会が叶うわけない…と思っていたのに。
秘書らしき人はニコニコの笑顔で私たちを通した。
まるで…来ることが
通された部屋の戸を開ける。
奥のソファーに腰かけていた柄院透監督。
彼はそれはそれは嬉しそうに感嘆の声を上げた。
柄｢ロボロ君！それにAさん！よく来たね！！｣
天｢…僕らのこと、知ってるんですか？｣
ロボロ。そう呼ばれた天様は淡々と話を進めた。
かく言う私はというと…
二重の意味で驚きが隠せなかった。
柄｢もちろんだよ！だって僕は…ずーっと撮影していたんだから！！｣
｢どういう…事ですか？｣
柄｢うーん…どこから説明しようか…まず！ロボロ君。
僕は君のY○uTubeチャンネルの大ファンなんだ！！｣
…ちょっと情報量が多くて混乱してきた。
まず？えっと…天様の名前はロボロさんで…
天様はY○uTubeをやっていて……
頭がパンクしそうになっているのを察したのか、天様は『後で説明する』と苦笑いをした。
監督は話を続ける。
もう驚くこと続きでこれ以上驚くことは無いと思っていたのに、監督の話には耳を疑った。
天様主役の映画を作成するために
最高のロケーション
最高の脇役
最高のストーリーの映画を作るため
天様をタイムリープさせ、様々な時代と世界線で実際のリアリティのある映像を撮りたい。
そのために…
柄｢ロボロ君、君を肉体改造の被験者にしてもらった。
水晶の力でタイムリープをできるように体質にね。｣
｢は……？｣
柄｢水晶を集めた時災害が起きるよう設定をして、僕自身の手でそれぞれの撮影現場に水晶を置いていったんだ。｣
大変だったなぁ〜と笑っている監督。
なぜ、この人のために…
この人なんかのために、天様は犠牲となったのだ。
いや…天様だけではない。
無くなった世界線の人も、災害に巻き込まれた人も。
｢ふざけないでください…。どれだけの人の人生を狂わせたと思ってるんですか。｣
赤｢そうだ。何人もの人間の人生が犠牲となっているんだぞ！｣
柄｢犠牲！？でも…何度も生き返ってるじゃないか！｣
生き返ればよい…？
生き返る前に…死んだ瞬間の苦しみなんて知らないくせに。
あの痛みを
あの惨劇を
あの匂いを
あの叫びを
あの絶望を……
柄｢ロボロ君。君のおかげで今度の新作は最高の作品になりそうなんだ。だから…これからも協力してくれるよね？｣
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雨々(プロフ) - くれぴとさん» くれぴとさんこんばんは！！最初「んー…rbさん推しじゃないしいいか」で見ていなかったのですが、今年見てまあ沼りましたよね…w声の良さ、演技のうまさが凝縮されまくってて…。最後までお付き合い頂きありがとうございました！ (8月14日 23時) (
レス) id: 518d9995ce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 簡潔、おめでとうございまぁす！！！(爆音)やっぱ天落記でrbrンゴ推しになったのはうちだけじゃないですよね安心((それとうちの語彙力じゃいえないけど最高の神作ありがとうございました！！ (8月14日 21時) (レス) @page49 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - くれぴとさん» くれぴと様こんばんは！コメント頂きありがとうございます！仕事が繁忙期に入ってしまい更新が少し滞っております…申し訳ございません。今までコメントが来ていなかったので楽しんでいただけているか不安でしたw とても嬉しいコメントありがとうございます！ (7月16日 22時) (レス) id: 518d9995ce (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 最近見つけたけど原作にも忠実でそれでいていい感じにオリジナル要素(？)をいれててめっちゃすきです！！更新が張ってください！ (7月11日 21時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2023年5月27日 23時
